世界で活躍する馬達 ~馬の輸送~


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  東京2020年オリンピックにむけて、徐々に盛り上がりつつあります。世界中の選手が日本に集まるのは楽しみですね!そして、集まるのは人間だけでなく...馬もですよね!競馬界、乗馬界など、世界で活躍する馬達は海を越えて移動をします。その際に非常に重要になるのが【馬の空輸】です。今回は、インスタグラムやフェイスブックでも反響の大きかった、馬の輸送方法についてまとめてみました。

 通常は陸路や船で移動をすることが多い馬達ですが、遠方からの輸送では人間と同じく馬達も飛行機を利用します。しかし、生き物である上に、体重が500キロ程もある馬の輸送は、とても大変な作業であり、安全に輸送するためには様々な条件をクリアしなければなりません。クレインでも競技馬の輸送などで、空路を利用することが度々あるので、ご紹介したいと思います(オーストラリア→日本の空輸の場合、現在はキャセイカーゴ便で、シドニー→メルボルン→香港→ 成田空港というルートとなります)

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【空輸までの流れ】
 家畜伝染病予防法に定められた検疫を受けるため「検疫厩舎」で一定期間過ごす(輸出、輸入により約5日~10日間)。各種検査、ワクチン接種などを行う。その後、馬専用コンテナ(ストール)に乗り込み、貨物輸送用の旅客機に積み込まれて空輸される。

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【クレインオーストラリア駐在 茶谷スタッフのコメント】

 馬は貨物セクションにいて、グルーム(馬の世話をする担当)の席は、操縦席の後ろに6~8席あります。はしご階段で行き来ができ、離着陸時以外は、パイロットの許可を得て 、酸素ボンベを持って馬にアクセス出来ます。定期的な、水や餌やりの他、大きな物音がしたら、様子を確認しに行くこともあります。

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 航空機内には空調設備もきちんとあり、温度は15度前後に設定する様にパイロットにお願いしています(箱の中は、かなり熱がこもるので、少し肌寒いくらいで丁度良いのです)。

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 馬の様子は、馬により本当に様々です。(私見ですが)輸送で一番大変なのは、ストール(箱)に積み込む時です。怖がったり、パニックになってしまう馬もいます。飛行機の中では、出来るだけ気持ちよく過ごしてもらう為、にんじんやリンゴや糖蜜を溶かした水を定期的にやるようにしています。

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 競走馬でもレース時、ゲートに入るのが苦手な馬がいるように、馬運車や飛行機のコンテナに乗り込む時が、苦労するポイントのようです。馬と選手の周りには、グルーム、獣医、現地スタッフや馬具メーカー等・・・沢山のサポートをしてくれる人が集まり、そのおかげで安全に、万全の態勢で競技等に臨むことができます。
 
2020年オリンピックでの馬と人の活躍、本当に楽しみですね!ぜひ、熱い応援をよろしくお願いします!

【蹄なくして馬なし】

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「蹄なくして馬なし」これは、馬に関しての有名な格言です。馬の蹄は1ヶ月で1㎝ほどのびます。人の爪と同じ「角質」でできている馬の蹄は痛覚がなく、蹄鉄を釘で打っても痛さは感じません。蹄鉄を蹄に留めることで馬達は蹄を守られていますが、蹄鉄のメンテナンスだけではなく、爪自体のお手入れもとても重要になります。人間にとって、爪のお手入れや靴のメンテナンスが、両方大切なのと同じですね。今日は、夏のシーズンの馬のお手入れについて、蹄のケアを中心にお話ししたいと思います。
 

<蹄まわりの基本のお手入れ方法>
①レッスン後は蹄を中心に足周りの泥汚れなどをしっかり落とし水洗いをする。蹄の裏にあたる爪のくぼみは、しっかりとテッピ(蹄のお手入れ用の道具)で裏掘りをする。※蹄がもろくなってしまうので、お湯は使わない。
垢や汚れが溜まりやすい管(球節という丸い関節部分の上のまっすぐの部分)などもしっかりよごれを落とします。

②タオルなどでよく水分をふきとる。※蹄はとにかく湿気が大嫌い。湿度の高い日本では特に注意しましょう。足もとが濡れている状態で厩舎に戻さないようにしましょう。

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<蹄油について>
 人間の爪同様、蹄にとって乾燥は良くないのですが、逆に湿気がありすぎたり、濡れたままの蹄が柔らかい状態も蹄には悪影響となります。蹄は夏場のほうが伸びやすく、また湿度などにより軟らかくなりがちです。馬の蹄のオイルケアとして使われる蹄油は、季節や爪の状態、天候により、必ずしも毎回(毎日)塗るものではないので、ご注意ください。夏場や雨の日は塗らないほうが良い事がありますので、レッスンに参加される会員様等、お手入れをする機会のある方は、指導員にご確認くださいね!


<馬の汗と丸洗い(シャワー)について>
 夏場はたっぷり汗をかく馬達。泡のように白っぽく見えるものも汗で、ラセリンとよばれる体温調節を効率よく調節できる物質が含まれています。この白い泡のような汗は病気ではなく、馬の正常な状態なのでご安心くださいね!

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 汗をびっしょりかいた一日の終わりには、蹄のみではなく、全身をシャワーしてあげて清潔に保つのも大切です。
・シャワーをかけてあげる時は、心臓から遠い部分から。
・タオルでふく前に「汗こき」などでまず水気をとります。
・蹄同様、体の水分もタオルなどでしっかりと拭き取る。お腹周りは乾きにくいので注 意。
・たてがみのかかる部分や、汗の溜まりやすい股の部分、汚れがやフケの溜まり易い場所は特に注意してお手入れをしてあげる。
・顔や耳、目の周り等も固く絞ったタオルなどでしっかりと汗や汚れ拭き取る。

↑のようなポイントに注意しながらお手入れをしてあげてください。



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 夏場は馬達も熱中症などに注意!レッスンやお手入れの前後には、バケツたっぷりのお水をあげてください。喉が渇いている時はあっという間に飲み干してしまうと思います。また、厩舎に帰す時は、ウォーターカップ(馬の水入れ)に餌などが入ってしまっていて水が汚れていないかなどもチェックをよろしくお願いします。沢山の水分と、厩舎に用意されている硬塩をなめることで、馬達は水分・塩分を補給して夏を乗り切ります。

 これから夏本番!馬も人も気持ち良く運動できるよう、体調管理、お手入れ方法に注意しながら過ごしましょう!