1000分の1の確率!? ~奇跡の双子達~

hutago.jpg

街中で双子の赤ちゃんに出会うと、なんだかとてもウキウキとした嬉しい気分になってしまうのは私だけではないと思うのですが、如何でしょうか??
 
先日12月13日は『双子の日』でした。1874(明治7)年12月13日に、「双生児、三つ子出産の場合は、前産を兄姉と定む」という太政官布告が出された事にちなんだ記念日だそうです。馬の世界(特にサラブレッド)では双子は大変めずらしく(双子を妊娠することがあっても、栄養や成長の面で2頭無事に生まれ育つ確率は限りなく低く、1000分の1ともいわれています)まず見ることはありません。しかし、ごくまれに双子が無事に生まれたというエピソードが世界各地にあるようです。

99a8b12f026272fba5cb2af3dbcd16b5_l (2).jpg

【日本】
北海道:重種馬の双子(2015年)

「馬を飼って40年になりますが、双子が元気に生まれたのは初めてです。母馬が出産後も健康なので安心しました」と話すのは稚内市の米田貢さん(64)。所有する重種馬が、双子の子馬を無事出産し、地域の話題となっている。子馬は鹿毛(かげ)の雄と栗毛の雌で、母馬は地方競馬で活躍した「ソウヤミサキ」。近隣組合員も「本当に珍しいね」と驚きの声を上げている。
引用:http://nosai.or.jp/mt6/2015/07/post-2713.html 農済ヘッドラインより

【アメリカ】
ミスターピン&ミスターポン競走馬デビュー(2018年)

 ウエストバージニア州チャールズタウンで生まれた、ミスターピン&ミスターポン。母馬の馬体が大きかったことなどから、分娩時まで双子という事に気づかれませんでした。出生時約11キロという低体重で生まれたミスターピンでしたが、奇跡の成長を遂げ無事に2頭競走馬デビューを果たします。

 2頭の調教師であるカーティス氏は「ミスターポンは気質が本当に良く、いつか素晴らしい乗用馬となるでしょう。ミスターピンは競走生活を終えたら、素晴しいポロ競技用の馬となるでしょう。しかし願わくは、彼らを競走させて、2勝ぐらい挙げさせたいと思います。彼らは現役を引退すればそれぞれふさわしい拠点を見つけるだろうと、確信しています」とコメントしている。
参考:https://www.jairs.jp/sp/contents/newsprot/2018/14/1.html



【オーストラリア】

出産まで気づかず! 健康な双子誕生 (2012年)

 オーストラリアのメルボルンで初めて双子のイヤリングが上場された。大きな母馬だったため、出産まで獣医師も気づかなかったそうです。健康に産まれた双子は、それぞれに姿形のいい牡馬と牝馬。セリで、牡馬は1万ドル、牝馬は7千ドルでそれぞれ落札されました。
 引用、参考: ハイランド真理子「世界オモロイ競馬ニュース」

horse-1199215_1280.jpg


 世界各地でニュースになるほど「馬の双子誕生」は珍しく、その確率から家畜や財産の増える吉兆の証しといわれたりもするようです。人間と同じ単体動物の哺乳類の中でも馬の妊娠期間は人間よりもさらに長い、約330日間。もし、馬の双子ちゃんに出会う事が出来たら、きっと素晴らしい幸運があなたにも訪れるかもしれませんね!

 
IMG_1065.JPG IMG_1089-1.jpg
*双子ではないですが、仙台海岸公園馬術場で今年生まれた『きなこ』君。生まれたてと初めて立った時です。

<動物の妊娠期間>
馬:約330日(1回の出産で1頭 )
ゾウ:約660日(1回の出産で1頭)
犬:2か月前後(1回の出産で3~12匹)
ハムスター:2週間~1か月(1回の出産で10匹前後 )
※人間の妊娠期間はトツキトウカ約280日です。

【障害馬術レポート】第71回全日本障害馬術大会2019 PartⅠ

こんにちは。障害馬術取材チームです!

11月14日(木)から17日(日)にかけて、兵庫県の三木ホースランドパークで行われた「第71回全日本障害馬術大会2019 PartⅠ」へ取材に行ってきました!

mikigaikan.JPG
※写真:三木ホースランドパークの外観

今大会は"全日本"という名前からもわかるように、日本で一番強い人馬を決定する大会です。

誰もが出場できる大会ではなく、年間を通し一定以上のポイントを獲得している人馬だけが出場できる、いわば障害馬術のトップ選手が集まる大会なのです。

全日本障害馬術大会は、1日目(14日)と2日目(15日)にそれぞれ行われる、中障害飛越競技Aと大障害飛越競技、中障害飛越競技Bが予選となり、2日間の結果から、予選を通過した人馬のみが17、18日に行われる決勝に進める、というルールで行われました。

まずは、11月14日、15日の大会結果からお伝えします。各競技で、クレインから入賞以上の成績を収めたのは以下の選手でした!

中障害B(S&H):平永健太 選手(乗馬クラブ クレイン栃木)& C'sヴェルビータ     2位入賞
竹内彰秀 選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&ウォータースカイ     5位入賞
岩谷一裕 選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&バラスターベイ     12位入賞


大障害B(S&H):中野善弘 選手(乗馬クラブ クレイン千葉 富津)& CRNベガス 優勝
中障害A(S&H):重枝佑佳 選手(乗馬クラブ クレイン多々良)&チアーズ  4位入賞
    岩谷一裕 選手& C'sジェリービーン 11位入賞
大障害B(標準):中野善弘 選手&CRNベガス 4位入賞

既に初日からクレインの選手たちが大活躍でした!
ここからは11月17日と18日に行われた各競技の詳細について、優勝された選手を中心に、走行中の写真とともにご紹介していきます♪

【11月16日】
◆中障害B(標準)
全72人馬が出場したこちらの競技では、クレインからは9人馬が出場し、滝澤和希 選手(乗馬クラブ クレイン千葉 富津)&CRNディガーが9位に、服部統祥 選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)& I'mキャスパーが13位にそれぞれ入賞しました。
おめでとうございます!

◆大障害B(決勝)
クレインからは3人馬が出場し、中野善弘 選手(乗馬クラブ クレイン千葉 富津)&CRNベガスが優勝、森裕悟 選手(乗馬クラブ クレイン東京)&CRNヴィクトルが9位に入賞するなど、大健闘の競技となりました!

クレインの中ではまず、森裕悟 選手&CRNヴィクトルがトップバッターを飾りました。勢いがありつつ華麗な走りで、減点はあったものの、82.92というタイムで完走しました!

moriichi.JPG
※写真:森選手とCRNヴィクトルの第一走行時の様子

そして次は、中野善弘 選手&CRNベガスの登場です。第一走行では終始安定した走りを見せましたが、水濠障害で着水との判定が下され、惜しくも減点4でのゴールとなりました...!

nakanoichi.jpg
※写真:中野選手とCRNベガスの第一走行時の様子


かと思いきや、審判の方が改めて確認したところ、着水はしていないという判断がなされたとのことで、中野選手はジャンプオフへの進出が決定しました!

後から聞いた話によると、今回は怪我のため欠場している岩館正彦 選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)が判定員に問い合わせたところ、水濠障害の限界を示すラインに置かれてる粘土板に付着していたのは、蹄鉄の跡ではなくブーツの跡だったと判明した、ということでした。

審判員が正式に成績を出した30分以内であれば、選手からの問い合わせを受け付けるというルールがあるとのことで、一度出したジャッジを変更することも稀にあるということです。思いもかけない展開でしたが、クレインのチームワークを感じることができた出来事でした...!

nendoita.jpg
※写真:水濠障害の限界ラインに置かれている粘土板。
ここに蹄鉄の跡が付くと着水の判定となります。

急遽ジャンプオフへの進出が決まり、しかも最終走行となった中野選手でしたが、スピードを意識しつつ落ち着いた走りを見せ、41.01というタイムで完走し、優勝が決定しました!!

nakanojumpoff.jpg
※写真:中野選手とCRNベガスのジャンプオフでの様子

nakanoyuusyou.jpg
※写真:大障害Bの表彰式の様子

表彰式の後、優勝した中野選手にお話を伺いました!
「昨年、大障害Bで優勝を逃した時からこの日を目指してやってきました。馬の年齢と自分の年齢を考えると、今年が一番良いタイミングだったと思います。馬も頑張ってくれましたし、緊張せずに普段通りに走れたのが良かったと思います」

ありがとうございました!
nakanowinningrun.jpg
※写真:表彰式後の中野選手のウィニングラン。観客からも大歓声でした。

2moriwinningrun.jpg
※写真:表彰式後の森選手のウィニングラン。こちらも素敵な笑顔です☆


【11月17日】
◆中障害B(決勝)
今大会の最終種目となる、全44人馬が出場したこちらの競技では、平永健太 選手(乗馬クラブ クレイン栃木)&C'sヴェルビータが優勝し、竹内彰秀 選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&ウォータースカイが8位入賞するという結果でした!

竹内選手の第一走行では、実力の伴った安定した走りを見せ、減点0のまま71.64というタイムで、ジャンプオフへの進出が決定!続くジャンプオフも無事に完走し、8位に入賞しました!
takeuchiichi.jpg takeuchijumpoff.jpg
※写真:(左)竹内選手とウォータースカイの第一走行時の様子
(右)ジャンプオフの様子

続く、平永選手&C'sヴェルビータは予選を上位で通過し、クレインの中では最終走者として出番を迎えました
第一走行では障害を華麗に飛び越えながら、減点0のまま69.90という好タイムで完走し、一位の成績でジャンプオフへ進出!続くジャンプオフでも堂々の走りを見せ、減点0をキープしたまま37.25でフィニッシュ。暫定一位だった選手のタイムを上回り見事優勝を決めました!

hiranagaichi.jpg takeuchijumpoff.jpg
※写真:(左)平永選手&C'sヴェルビータの第一走行時の様子
(右)ジャンプオフの様子

競技を終えた平永選手から、今回の感想をお聞きしました!
「中野善弘さんと岩谷一裕さんにアドバイスをいただき、そのプラン通りに走行できたのが良かったと思います。もともとコントロールが難しい馬だったのですが、待機馬場での調整の仕方がうまくいったのも勝因になったと思います。いつも馬を管理してくれる事業所のスタッフさんや、応援してくださる会員さんにはとても感謝しています。今回の結果を励みにこれからも上を目指していきたいと思います」

ありがとうございました!

hiranagayuusyou.jpg shikigohiranaga.jpg
※写真:(左)中障害Bの表彰式の様子
(右)表彰式後の平永選手とC'sヴェルビータ。おめでとうございます!

平永選手は普段は総合馬術の選手として、国内外問わず様々な大会の出場経験がありますが、今回は総合、馬場、障害と三種目すべての全日本大会に出場し、それぞれで入賞するという結果を残しました。今後のご活躍にも期待しています!!

以上で4日間を通し、全12種目の競技中9種目に出場し、7種目で入賞することができました!また、そのうち3種目でクレインの選手が優勝するという結果を残すことができました。これも、日々応援してくださっている皆様のおかげです。
ありがとうございました!

引き続き応援のほど、よろしくお願いします☆