3年ぶり、富士通馬術部が実業団大会で優勝!

こんにちは、高橋です。
2015年の夏からクレイン栃木で練習されている、富士通馬術部の皆さん。
1月19日(土)~20日(日)栃木県 壬生乗馬クラブにて開催された『第56回 全日本実業団障害馬術大会』で、富士通馬術部が優勝しました!
おめでとうございます!
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富士通馬術部は1956年設立、63年続く歴史ある馬術部です。
現在の部員は約40名、チームの団結力が今回の優勝に結び付いたようです。
優勝は3年ぶり、私たちクレインにとってもとてもうれしいことです。

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最高殊勲選手賞を受賞した和田 莉代子選手

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技能選手賞を受賞した安藝 知世選手

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チームで活躍した田原 孝幸選手

乗馬クラブクレインでは、引き続き富士通馬術部の活動をサポート、応援していきます!
仲間で作る馬術部、楽しそうです。みなさんも馬術部、作ってみませんか?

高橋

< クレイン獣医師特集! ② 活躍する女性獣医師たち >

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 先日は獣医という職業や、クレインで働く獣医師の仕事内容などをご紹介させていただきました!
獣医師特集第2弾は、女性獣医師にスポットを当てます。

 クレインの馬達の治療や健康管理をしている「大和高原動物診療所」。その獣医達は、関東と関西に拠点をおいて活動しています。たとえば、大阪駐在の獣医師は、奈良や京都、中国・九州方面を。茨城駐在の獣医師は、仙台、東京、埼玉、石川等・・・など。それぞれスケジュールを組み、定期的なワクチンや健康診断、そして当然、急患があればかけつけます。全国各地のクレインを回り、毎日大忙しです!

 その獣医師11名の中の5名の女性たち。彼女たちはみな華奢で女性らしく、一見、大きな馬を扱うイメージは浮かびません。その彼女たちが大動物の獣医を目指した背景は? また女性であることの苦労などは・・・? 少しお話を伺ってみました。


《クレイン女性獣医師インタビュー 》


◆真栄田 和江(まえだ かずえ)獣医 
(千葉県出身 日本獣医生命科学大学卒業)

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Q.1 なぜ獣医師を目指したのですか? 
 「動物のお医者さん」という漫画にはまり。大学卒業後、動物病院で犬猫の獣医として勤務。その時期クレインの会員になり、馬の魅力にとりつかれ、5年前に馬の獣医に転向。
(←動物の獣医さんと言えばやはり犬猫!その道を進んだにも関わらず、転職を決意させるほどの馬の魅力!なんだか嬉しいですね)


Q.2 女性ならではの苦労・悩みはありますか?

 背が低いので体格的なハンデは感じますが、体力的には負けていないと思います。 レントゲンなどの機材を載せた大きい車での往診なので、細い山道や、通路などには苦労しています。
(←「治療をしているのだけれど、痛いので(好きな馬に)嫌われるというジレンマがあります。」なんて回答もありました。獣医さんにとってはちょっと辛いところですよね。)


Q.3 やりがいや、得意な治療分野は何ですか?
 治った、治らないがはっきりしているので「外科」が好きです。治療が成功した時のやり遂げた感は毎回うれしく思います。 
(←大きく分けると、外科系、内科系に好みが分かれるようですね!体の大きい馬の手術は、麻酔や診療台にのせる等だけでもとても大がかりな作業になります。)


Q.4 休日の過ごし方、趣味、好きなものなど教えてください。
 読書と、録り溜めたドラマの録画を見ること。      
大好きな猫を飼っています。気の置けない同居人です♪
toshizo-s.jpg 名前は歳三 !(←写真お借りしました。可愛いですね❤)

Q.5 獣医という立場から、乗馬をする方々への希望やアドバイスはありますか?
  馬の可愛いところだけではなく、危ないところも知っていただいて、丸ごと親しんでほしいと思います。「こんな大きな動物と意思疎通をはかれる」という事が、乗馬の醍醐味です。騎乗の練習だけではもったいない。正しい距離感で仲良くなってください。 

◆奥原 秋津(おくはら あきつ)獣医
(東京都出身、帯広畜産大学卒業 )

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Q.1 なぜ獣医師を目指したのですか? 
小さい頃から動物が好きで、漠然と獣医を目指していました。乗馬を始め、馬に関わる仕事がしたくなり、馬の獣医を目指すようになりました。 


Q.2 女性ならではの苦労・悩みはありますか?
 夜すぐに眠くなるので(笑)夜間の診療は辛いです。 冷え性で、冬にはしもやけになることが毎年悩みです。
(←女性ならではのお悩みと先生ならではのお悩み!?)


Q.3 やりがいや、得意な治療分野は何ですか?
 便秘の馬の状態が改善した時が一番すっきりしてうれしいです。
(←便秘は馬にとって定番でもありますが、その一方で命取りな病気でもあります!) 


Q.4 目指す獣医像はどのようなものですか?
話しかけやすい獣医を目指しています。 
(←獣医さんに限らず、お医者様はそれが一番かと思います。)


Q.5 休日の過ごし方、趣味、好きなものなど教えてください。
時々旅行。時々ゴルフ・釣りに挑戦中、その他趣味探し中です。 


Q.6 ペットはいますか? その子はどんな存在ですか?
 就職一年目に拾った子猫を飼い始めました。 朝起こしてくれて、夜湯たんぽになってくれる、私の中では世界一可愛い、さび猫です。 
(←どうも猫派の獣医さんが多いようです(笑)5人中3名猫を飼育!)


Q.7 獣医を目指す人へのアドバイスや、自分がもらったアドバイスで心に残る言葉を教えてください。
 受験勉強のポイントはセンター試験。大学では学生の間にいろいろな獣医の所で、勉強をして話を聞くと世界が広がります。 心に残っている言葉は、乗馬の恩師から「競馬の獣医は沢山いるけど、乗馬のことわかる獣医さんはあまりいないから、獣医になったら是非診てくれ」と言われたことが支えとなりました。


 やはり、乗馬をする人も、治療をする人も感じる馬の魅力の1つは「大きい動物」というところでしょうか。あんなに大きな体なのに、優しい瞳、賢い頭脳。治療も騎乗も心を通じ合わせることで、その人にしか見えないものがあると思います。馬達の健康と命を支える重要な職業「獣医師」。その世界で活躍する彼女たちの、日常や努力・・・すこし垣間見るが出来たような気がします。普段は各クラブを回り診療をしていますので、見かけた時はぜひ話しかけてみて下さい!おもしろい話が聞けるかもしれませんよ。


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(左から、今村獣医・速水獣医・神林獣医です。 彼女たちのインタビューなどもFB、インスタグラムなどで公開予定!)



written by Asuka Okanami

クレイン獣医師特集! ①獣医さんってどんな仕事? 


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 乗馬クラブクレインには獣医師が11名(男性:6名 女性:5名)在籍しており、全国のクレインの馬達の診療をおこなっています。クレインは全国35カ所、合計2800頭もの馬がいます!今回は馬達の日々の健康を管理し守っている、クレインの獣医師たちをご紹介したいと思います。

 まず、獣医師とはどんな職業でしょうか?獣医と聞くと一番に思いつくのは、動物病院の犬猫の先生のイメージが強いかと思われますが、それだけではなく他にも沢山の場所で活躍している獣医さんがいます。


◆獣医師の主な種類

・臨床獣医師(小動物)
 おもに犬猫の動物病院の先生がこちらです。ただ、近年の多様化するペットブームの中で、専門の分野を得意とする医師もいます。たとえばエキゾチックアニマルといわれる、爬虫類、鳥類・両生類など(犬猫以外の動物全般をさします)は特に専門知識を必要とするので、どこの病院でも診療してもらえるとは限りません。(筆者は以前プレーリードックを飼育していたのですが、プレーリーの治療に特化した先生がたまたま近所にいらしたのでとても助かりました!)

・臨床獣医師(大動物)
 馬・牛・豚などのほかに、動物園などに勤めている場合はキリンやサイ等を診療することもあります。クレインの獣医師達は馬の診療がほとんどなので、こちらの分野になりますね。

・国家公務員
国家公務員の獣医師は海外からの検疫業務などに携わったりします。特に「検査」のジャンルを得意とする医師たちです。

・地方公務員
 都道府県等の施設で主に活躍をしていて、食肉衛生検査や、狂犬病の予防注射など私たちの生活と密接した関係にある医師たちです。

・研究職 私立大学の講師、研究職。製薬会社など。

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 同じ獣医でもこれだけ色々なジャンルがあるのですね!臓器の小さい小動物、固い甲羅を持つカメや、胃が4つもある牛など・・・それぞれ大変です!馬をメインとするクレインの獣医師達が一番苦労するのは、やはりその体の大きさだそうです。サラブレットだと平均450キロ~500キロほどの体重になるので、運搬はもちろん、体重測定や、手術台に乗せる等どれをとっても大仕事になります。薬に関しては馬専用の薬剤のほか、人間用の薬も使用しますが(これは大動物に限らずですが)、馬に使用する場合はその分量も一頭あたり人の10倍量になります。


◆クレインに所属する獣医師の基本的な業務

①馬の定期検診(血液検査等)
②ワクチン接種・防疫管理
③怪我や体調不良などの治療・手術
④競技会への同行(バイタルチェックや急なけがの治療など)
⑤学会なとでの発表
⑥購入馬の馬体検査
などがあります。
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↑馬の足のレントゲンを撮っています。装蹄師など他の馬にかかわる人とも連携をとりながら治療を行います。
(クレイン大阪にて撮影)


 事務処理的なものも含め、獣医師の仕事は内容は多岐で、昼夜問わない急患業務や往診での長距離移動など大変な事が沢山ありますが、日々馬達のために頑張ってくれています!

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    笑顔が可愛い先生ですが、病気の馬を前にすると顔つきが変わります。

 クレインの獣医師は女性獣医師も多く、現在は5名の女性獣医師が在籍しています。大きな馬を扱い、力仕事も多い。獣医師の中でも特殊なジャンルの馬の獣医をなぜ希望したのか? 女性医師ならではの苦労など・・・

次回は「クレインの女性獣医師」へのインタビューをご紹介いたします。

written by Okanami