全日本馬場PartⅡSクラスで金井選手&アイティトップ2位入賞!

こんにちは、元持です。
7月14日~15日に行われた全日本馬場馬術大会2018 PartⅡ。
今回は、Sクラスで2位という成績を残してくれた乗馬クラブクレイン千葉の金井 仁(かない じん)選手にお話しを伺いました。
競技に参加されている方だけでなく、これから馬術に入っていく方々にもとっても参考になるお話だったので、ぜひ読んでみてくださいね。
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金井選手は、今回、全日本馬場PartⅡSクラスで2位という成績をおさめました。
昨年は、一つ下のMクラスに出場しており、今回はクラスを上げての出場となりましたが、どのように馬をトレーニングしてきたのか、経緯を話してもらいました。

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金井選手『今回のSクラスで2位という結果は、決して満足のいくパーセンテージではありませんでしたが、昨年のMクラス5位からクラスを上げて今回の成績をとることができた要因を少しお話できればと思います。
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突然ですが、皆さんがいつも騎乗されている馬はハミ受けをきちんとできていますか?
馬(もしくは騎乗者)がハミ受けをできるかどうかの簡単なチェック方法として、停止をしている馬の口に「水勒頭絡」のハミを当てて揉むように拳を使うという方法があります。
手綱の張りがかわらずに頸を丸めてくれた馬はハミ受けをある程度理解している馬です。
逆に、後ろに下がったり顎を突き出してきたり、全く反応がないような馬はハミに抵抗を示していると言えます。
そのような馬を歩かせながらハミ受けをさせるのは、プロである私らでもなかなか難しいものです。

昨年参加した馬場合宿だったと思いますが、瀬理町コーチが騎乗されているグランプリホース、レグルスが水勒でパッサージュや歩毎のフライングチェンジをこなしているのを見て衝撃を受けました。
「水勒でこんなことができるのか...」、「水勒でこんな動きをさせられるのか...」と。
馬が運動中に顎を突き出す素振りを微塵も見せないのです。

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私自身の話に戻ると、アイティトップには普段の運動から「大勒」で騎乗していました。
しかし、競技アリーナに入ると動きが硬くなり、「技はできるけれど小さい動きになる→脚で動かそうとするとイレギュラーがでる」という形で、Sクラスの内容にどこか頭打ち感がでてきていました。

実際、今年に入って上記のハミ受けチェック方法を試したところ、恥ずかしながら全くといっていいほど馬がハミに反応しませんでした。
この1年間、普段のトレーニングで何をしてきたかというと「水勒でハミ受けの強化」。これに尽きます。
難しい運動はほとんどしていません。蹄跡行進と輪乗りでハミ受け意識をしながら騎乗していただけです。

馬場馬術の基本はハミ受けです。誤解を恐れずに言うと、ハミ受けが完成すれば馬場馬としてほとんどが完成したといっても過言ではありません。
それぐらいハミ受けは大切な技術です。

経路で馬が熱くなったり硬くなってチャカチャカしてしまったり、逆に重くなって動かなくなってしまった経験はありませんか?
ハミ受けができない馬を折り返し手綱や大勒で丸めて乗るというのは馬を固めているに過ぎません。ハミ受けは難しい技術ですが、みなさんも水勒1本でハミ受けの練習をしてみてはいかがでしょうか?
上達すれば、きっと馬の動きが見違えるほど良くなり、技のミスも減ってくるはずです!』
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以上、金井選手コメントでした。

馬場馬術の基本中の基本となるハミ受けの大切さを改めて教えていただきました。
みなさんも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

成績の詳細は、日本馬術連盟サイトをご覧ください。
https://www.equitation-japan.com/

8月18~19日には全日本馬場ジュニアが開催されます。
クレインで頑張っているジュニア選手たちの応援にも、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです!

それではまた、次回のブログでお会いします('ω')ノ

元持真麻