東日本障害馬術大会 CSI1*-W Chibaレポート

東日本障害馬術大会 CSI1*-W Chibaレポート

こんにちは。障害馬術取材チームです!

5月18日(金)から20日(日)にかけて、千葉県八街市にある東関東ホースプロジェクトにて「第53回東日本障害馬術大会 CSI1*-W Chiba」が行われました。

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※写真:東関東ホースプロジェクトの、のどかな風景

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※写真:競技場入口のポニーちゃん♪

今回の会場である千葉県八街市は、各地に乗馬クラブが点在しているような、広々とした自然豊かな環境で、馬たちも普段以上に活き活きとしているように感じました。
入り口では可愛らしいポニーちゃんがお出迎えしてくれましたよ!

では初めに、1日目、2日目の大会結果からお伝えします。
各競技でクレインから入賞以上の成績を収められたのは以下の方々でした!

◆1日目
標準障害100
5位入賞 鬼形敦子選手(乗馬クラブ クレイン千葉)&アガイティーダ 

中障害C
優勝   谷野雅憲選手(乗馬クラブ クレイン千葉富里)&ジャスト・ドゥ・イット 
2位入賞 徳田成朗選手(東武乗馬クラブ&クレイン)&アーベントロート 

中障害B
2位入賞 小宅俊継選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&アドミラルヴェンチャー 

中障害A
2位入賞 森裕悟選手(乗馬クラブ クレイン東京)&ブロードウェイ
3位入賞 岩館正彦選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&ヴィヴァラローズ
5位入賞 木下建太郎選手(乗馬クラブ クレイン千葉)&CRNコスタブラバ

◆2日目
標準障害100
3位入賞 千葉友有圭選手(乗馬クラブ クレイン東京)&サンタナ

中障害D
優勝   森裕悟選手(乗馬クラブ クレイン東京)&ジョースター
4位入賞 木下建太郎選手(乗馬クラブ クレイン千葉)&マジックアワー 

中障害B
4位入賞 小宅俊継(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&アドミラルヴェンチャー

中障害A
2位入賞 森裕悟選手(乗馬クラブ クレイン東京)&CRNヴィエナ
3位入賞 岩館正彦選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&ヴィヴァラローズ

以上、前半の2日間だけでも、計8名の選手が入賞、2名の選手が優勝されるなど大健闘でした!

さて、ここからは最終日である20日に行われた各競技の詳細と結果について、走行中の写真とともにご紹介していきます。

◆標準障害100
千葉友有圭選手(乗馬クラブ クレイン東京)&サンタナが第3位に入賞されました。
おめでとうございます!

◆中障害B
クレインからは5人馬が出場し、うち4人馬がジャンプオフに進出、その結果2人馬が入賞という成績を収められました!
以下、中障害Bの詳細をお伝えします!

まず、森裕悟選手(乗馬クラブクレイン 東京)&クラリスBRDがトップバッターを飾りました。
第一走行では華麗な走りを見せ、減点0のまま57.69というタイムで完走、ジャンプオフに進出です!

続くジャンプオフでは4点の減点があったものの落ち着いた走りを見せ、42.76という好タイムで見事完走されました!
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※写真:森選手とクラリスBRDの第一走行時の様子。


続いては小宅俊継選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&アドミラルヴェンチャーの出場です!
第一走行では序盤から安定した走りを見せ、51.17というタイムをたたき出し、ジャンプオフへ進みます。
続くジャンプオフでは、4点の減点があったものの、35.58というタイムで完走されました!
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※写真:小宅俊継選手とアドミラルヴェンチャーの第一走行時の写真


そして竹内彰秀選手(乗馬クラブ クレインオリンピックパーク)&ヴァリディリホの第一走行では、減点ゼロで55.73という好タイムをマーク!
ジャンプオフに進出します。
ジャンプオフでも安定した走りを見せ、減点はゼロ、42.07というタイムで完走し、見事6位入賞となりました!
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※写真:(左)竹内選手とヴァリデリホの第一走行時の様子(右)ジャンプオフでの様子

4番手は、徳田成朗選手(東武乗馬クラブ&クレイン)&ヴァルキリーの走行です。
プレッシャーを感じさせない冷静かつスムーズな走行で、減点ゼロのまま55.69という好タイムで完走!ジャンプオフへ進みます!
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※写真:徳田成朗選手&ヴァルキリーの第一走行時の様子


続くジャンプオフでは、減点ゼロのまま、4位の選手と1秒以上の差をつけ、36.97という走行タイムで3位入賞!
最後の最後まで攻めの走行を見せた徳田成朗選手&ヴァルキリーに、会場からは大きな歓声が上がりました!
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※写真:徳田成朗選手&ヴァルキリー ジャンプオフ!
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※写真:20日に行われた中障害Bクラスの表彰式の様子
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※写真: 表彰式後の徳田選手。おめでとうございます!


ここで、3位入賞された徳田成朗選手からお話を伺いました!
「一日目、二日目はあまり調子が良くありませんでした。
今日はハミ(※)を強い物に変えたところ、よりコントロールが効くようになったのが良かったのかと思います。

まだヴァルキリーとは組んで三か月目なので、興奮させないように道具を変えたりと試行錯誤しています。
今後は、減点0をコンスタントに打ち出し、秋の大会に向けて調子を整えていきたいです。」
※ハミは手綱がついた、馬につける馬具の一つ、頭絡の部品です。馬の口の中にいれるのですが、丁度、歯の無いところにはまるようになっており、手綱を通じて馬とコミュニケーションを取る重要な役割を担います。ハミの形は様々あり、馬に合わせて付け替えます。

ありがとうございました!

最後に中野善弘選手とロッドコーチから、今回の大会に寄せてコメントをいただきたいと思います。


―――今回の大会の手ごたえはいかがでしょうか?
中野選手「先月つま恋で行われたJapan Open 2018年度 第2戦などを通して、全体的にレベルが上がってきているように感じています。ただ一部、対応できていない部分もあり、今回の試合ではそれが明確になったので、次の試合に活かせたらと思います。」

ロッドコーチ「結果だけでいえば今日も一部のクラスではミスがありましたが、全員すごく上達してきています。大会が始まる前の三日間でしっかりトレーニングができたので良い感じに仕上がったのではと思います。」


―――今年度の抱負をお聞かせください。
中野選手「個人的には、パートナー馬であるCRNベガスの脚も徐々に回復しつつあるので、来月からは出場していきたいと考えています。
また、馬術は個人競技的な側面が強いものではありますが、とはいえクレインは、みんなで一丸となって戦っているという雰囲気があって、それがとても良い部分でもあると思うので、こういった大会では、今後も、チームワークで乗り切っていきたいですね。

今回は新たな課題が見つかったいい機会でしたので、全日本でいい結果が出せるように、もう一度同じ型を繰り返し練習し、克服していきたいと思います。」

ロッドコーチ「同じようにトレーニングを続けていき、体が勝手にできるようになるぐらい、最適な乗り方の型への完成度を高めていきたいと思います。」
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※写真:ロッドコーチと選手たち、試合後のミーティング。

ありがとうございました!
以上で3日間を通し、全18種目の競技中16種目に出場し、10種目で入賞!
そのうち2種目でクレインの選手が優勝するという結果を残すことができました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました!

次回は6月21日(木)から4日間で行われる、まほろばホースショーに出場いたします。
引き続き応援よろしくお願いします!

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