美多彌神社(みたみじんじゃ)流鏑馬祭りレポート2

こんにちは。
前回は流鏑馬の歴史と小笠原流についてお話しさせていただきました。
今回は、いよいよ流鏑馬演技のレポートをお届けします。

11時の開場から、待つこと約2時間・・・とうとう祭りが始まりました!

市長さんの挨拶、美木多地区の歴史、流鏑馬の歴史の案内の後は・・・
【美多彌神社子ども流鏑馬礼法】の演技披露から!
地域の伝統文化を継承する目的で設立された「子ども流鏑馬礼法講習会」では泉北地域の小学4,5年生が参加しており、今年で5期生を迎えたそうです。
今回は伝承用の木馬でも流鏑馬を披露してくれました!
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日ごろ、乗馬の練習だけではなく、古代から伝わる武士の礼法や所作なども学び、心身ともに鍛えた子供たちの姿はとても凛凛しく見事に的を射抜いていました。


そして、いよいよメインの流鏑馬演技の部に。美しい衣装、かぶり物、装備もみどころです。

鞍も鐙も通常のブリティッシュのものとはかなり異なり、伝統のスタイルとなっています。
馬の種類はサラブレットのみではなく、中間種などの馬もいて、体格も様々。
普段乗馬をされる方は、特に見どころ(観察どころ!?)が満載!

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大きな掛け声とともに、次々と走者が弓を射って行きます!
かなりのスピードを出している中、両手を離し、さらに弓を構え、的を定め放つ・・・
相当な練習が必要なことと思います!
特に2つ目の的を射るには、さらに、コントロールがむずかしく、上手く両的に当たると観客からも大きな歓声があがりました。
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沢山の歓声や、撮影、慣れない場など、特殊な環境にもかかわらず、どの馬たちもとても落ち着いていてベテランの風格が漂っていました。
カメラマンたちは一瞬のタイミングを見逃すまいと、シャッターを切ります!
馬の駆ける美しさ、騎乗の技術、乗り手の雄姿・・・そのどれもが素晴らしく、日本の誇れる伝統だなと、見ている誰もが感じていたことと思います。
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これからのシーズンは全国各地でお祭りが開催され、流鏑馬を見るチャンスも多くなります。近いところでは、京都市の下鴨神社で5月3日賀茂祭(葵祭り)の前儀として流鏑馬が執行されます。公家の装束(束帯)を着用しての流鏑馬は、他では見られない流鏑馬です。

【流鏑馬観覧のコツ】
・流鏑馬は見学の場所がポイント、なるべく早めに会場にいきましょう。
(どちらからスタートか事前に確認をして、場所を定めましょう)
・有料観覧席を設けている場合が多いので、事前にHPなどで確認しましょう。
・撮影をする場合は望遠カメラ必須!フラッシュ撮影、三脚使用は禁止です。
・神事の前後でも馬の見学をできることがあります。近くでみるチャンス!

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
いつもと違う、馬の魅力に出会えますよ!

Written by Okanami

参考サイト
小笠原教場:http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/
美多彌神社:http://mitami-shrine.com/

美多彌神社(みたみじんじゃ)流鏑馬祭りレポート

こんにちは!
暖かいお出かけ日和が続いていますね、いかがお過ごしでしょうか?

3月に大阪府堺市で行われた「美多彌神社 流鏑馬祭り」に行ってきました!
平成26年に720年ぶりに復活した、こちらのお祭り、堺美木多地域の伝統文化を継承していこうという、地域の人々の努力が実り、第二回目の開催を迎えることができたそうです。
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~「流鏑馬(やぶさめ)」は「矢馳馬(やはせめ)」ともいわれ、馬の上から矢を射る日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式で、現在は神事として日本各地で盛んに行われています~
文献上で最も古い「流鏑馬」の記録は『新猿楽記』とされ、朝廷の警護にあたった滝口随身により、朝廷の儀式として平安時代盛んに行われていたことが記されています~
引用:美多彌神社流鏑馬祭りパンフレット・HPより
その後、明治維新や第二次世界大戦など、衰退の危機を何度か乗り越えながら、こうして現代も残る貴重な伝統神事となっています。

通常は神社の敷地などで行われるイメージが強い流鏑馬ですが、今回の会場は美多彌神社からすぐ近くの「鴨谷野球場」です。
入口では美多彌神社のかわいい巫女さん達が出迎えてくれました。
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白い布をかけた大きな木の板の前に的が設置されます。本来は250メートルほどの距離に3か所の的が設置されますが、距離の関係上、今回は2か所設置されていました。

開場から開始までは2時間ほど。祭りが始まる前は、出番前の馬たちと触れ合ったり、準備している騎手の方を間近で見ることができ、小さい子供も大人の方も楽しむことができます。

↓待機中の馬たち                ↓華麗な衣装!
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↓乗馬クラブの馬とはまた違う、装備や装飾
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流鏑馬神事Q&A

Q、馬たちはどこからくるの?
執行場所によって馬は変わります。流鏑馬を行うところの近くの乗馬クラブから借馬することが一般的です。
引用:弓馬術礼法小笠原流HPより

Q、馬を運ぶための交通手段は?
馬運車(ばうんしゃ)という馬を運ぶための車で移動するのが一般的です。

Q、会場ではどのように過ごしているの?
このような催しの際は、簡易の馬房*1が作られ、馬たちはそこで休憩をします。
出番前になると、衣装や馬具を装備します。
*1:馬房は、ばぼうと言い、馬1頭が過ごすお部屋になります。

Q、お祭りに行くときの注意事項は?
馬たちが驚かないよう、フラッシュ撮影や馬の近くでの傘の開閉等は禁止されています。

今回の流鏑馬神事で非常に重要な役割を担っているのが【弓馬術礼法 小笠原教場】です。
流鏑馬の流派には「小笠原」「武田」があり、それぞれに特色があります。
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小笠原流は鎌倉時代から続く流派で、なんと全国60カ所ほどで行事をおこなっているとのこと、流鏑馬を見たことがあるという方は、小笠原流だった可能性が高いかもしれません。(靖国神社、鶴岡八幡宮、下鴨神社、伊勢神宮等)
~小笠原家は初代長清にはじまる清和源氏の家系です。長清は26歳の時に源頼朝の「糾方師範(礼法・弓術・弓馬術の師範)」の師範となり、江戸幕府崩壊まで将軍家の師範として礼法・弓術・弓馬術を伝えてまいりました(略) 現在は31世清忠がこれらを継承し行事の執行や伝統文化の継承につとめています~
引用:小笠原流八百余年の道統 より

小笠原流の行事予定は下記サイトよりご覧いただけます。
近くは京都市の下鴨神社で5月3日賀茂祭(葵祭り)の前儀として流鏑馬が行われますよ。ぜひ、みなさんも見に行ってみてください。
http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/


さて、次回はいよいよ 流鏑馬のレポートです。
おたのしみに。

Written by Okanami

参考サイト
小笠原教場:http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/
美多彌神社:http://www.mitami-shrine.com/