2015年障害馬術の日本一を決める戦い...その結果は!?

2015年障害馬術の日本一を決める戦い...その結果は!?

さて、いよいよ「第67回全日本障害馬術大会2015PartⅠ」の最終日です!

朝から小雨が降る中、「中障害飛越競技A(決勝)」が始まりました。
クレインから5人馬が出場する中、中野正幸選手とザ・ムーランが
障害物を一つも落とさずに走行!
タイム減点を-1取られてしまいましたが10位に入賞しました!!
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※写真:中野正幸選手とザ・ムーラン
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※写真:中障害飛越競技A(決勝)の表彰式

「タイム減点」という言葉が出てきましたが
障害馬術競技を観戦する上で覚えておきたいのが「障害減点」と「タイム減点」です。

「障害減点」というのは、障害物を落下させた際にとられる減点のことで
一つの障害物にかけられたバーが何本落ちても減点4となります。

また、「タイム減点」ですが
どの競技にも、『規定タイム』と『制限タイム』が設けられており
標準競技では規定タイムを4秒超過するごとに減点1となり、規定タイムの2倍の秒数で設定される制限タイムを超過すると失権となります。

分速375mで規定タイムを算出するため
全長500mのコース設定だった今回の中障害飛越競技Aの規定タイムは80秒でした。

中野正幸選手とザ・ムーランは80秒に一歩届かず、80.25秒だったため
減点1を取られてしまいました。本当に惜しかったです!


さて、続いて行われたのが「全日本障害飛越選手権」!
2日目・3日目に行われた大障害飛越競技での予選を突破した人馬が参加し
2015年のNo.1を決める注目度の高い競技です。

朝の曇り空が嘘かのように晴れ、青空の下で競技が開始されました。
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そして...
クレインから唯一、全日本障害飛越選手権へと進むことのできた
徳田成朗選手とコスタブラバが10位に入賞しました!!
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※写真:徳田選手とコスタブラバのジャンプ
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※写真:(左)表彰式の様子、(右)ウイニングラン
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※写真:表彰式の徳田選手

表彰式後の徳田選手とコスタブラバを直撃!
ロッドコーチも「経験の多い人馬が入賞する中で、今回の結果を出せたことは素晴らしい」とおっしゃっていました。
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※写真:(左)表彰式直後の徳田選手とコスタブラバ
      (右)ロッドコーチに結果を報告する徳田選手

「中障害飛越競技B(決勝)」は残念ながらクレインの選手は入賞できませんでしたが
2016年も選手の活躍に期待していてください!!


大会が終わると一斉に帰り支度の始まりです。

馬たちは輸送の際の身支度をしてもらい、選手やグルームの方たちは
厩舎に敷き詰めてあった藁を片付けたり、馬運車に荷物を積み込んだり...

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※写真:(上段)足やしっぽをプロテクトし、馬運車に乗り込みます
(下段)厩舎の藁を片付けたり、大量の荷物をお片付けする選手とスタッフたち

撤収作業が終わったころには、月がきれいに見えるくらい真っ暗に...。
雨が降ったり気温が低く寒い中、応援に来て下さった皆さん、ありがとうございました!!
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