馬と築かれたパートナーシップ

馬術競技・大会

こんにちは、高橋です。
今日は、先日5月26日行ってきました"第33回全日本ヤング総合馬術大会2012"の模様とその周辺のストーリーをお届けします。場所は東京、世田谷にある馬事公苑です。

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この日は天気がよく、小さなお子さんを連れたご家族の方が散歩していました。馬事公苑は一般の方も中に入ることができます。
今回はさまざまなストーリーがありました。
なので、3回に分けてお届けします。
1回目は競技の様子をお届けします。
総合馬術という競技は、3日間にわたって馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術と開催されます。だからThree Day Eventともいわれます。
馬術競技の中でも特に馬とのパートナーシップが重要です。なぜなら、2日目に行われるクロスカントリーは技術だけでなく、人馬の勇気も必要とされるからです。
"勇気"が必要とされるって・・・どんな競技なんだろう?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますので少しコースをご紹介します。
たとえばこんな障害。

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画像の左奥の障害を飛んだあと、坂をくだり、2つ目の障害を飛びます。2つ目の障害の下には乾濠(かんごう)が掘ってあります。馬にとって見えづらいということは怖さにもなります。
平永健太選手とアイリッシュブルーは、みごと飛越していきました。
そして、クロスカントリーではスピードも要求されます。

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伊藤正平選手とシュシュート。通った後の砂埃がスピードの速さをあらわしています。
ゴールを切った直後の馬たちは、息も荒く汗でびっしょりです。獣医師に馬体チェックを受け、大丈夫であれば、厩舎に戻り、クールダウンします。

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永松選手とアイシングラー、競技後に汗を流してもらっています。
何よりも馬のコンディションが優先されます。
乗馬クラブクレインからは17名の選手と18頭の馬が出場しました。
もちろん、競技に挑むときは自分と馬だけになりますが、競技以外の部分では選手同士お互いに協力しあい、同じ方向を向いているように見えました。

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準備運動の際、障害の高さを変えたりするため他の選手が下でフォローしています。
それぞれの選手が真剣で、

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石元公平選手とジャン・ギャバン、気迫が伝わってきます。
成功も、失敗もあったけど、

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西原郁人選手とモデラート、力強く目の前を走りぬけて行きました。
前を向いていく選手たちの強さを感じた1日でした。
そんな、選手たちを見ていると応援せずにはいられなくなります。
2012年、総合馬術大会はまだまだ開催されます。(開催日は馬術連盟サイトをご覧ください)
機会がありましたら、ぜひ見に行ってみてください。
きっと、感動する一日になることでしょう。
高橋