馬は意外と長生き?年齢の数え方と「馬年齢」の話

馬ってどんな動物

馬はとても賢く、古くから人間のパートナーとして歩んできた動物です。しかし、競馬のニュースなどで「3歳馬」や「引退」という言葉を聞くと、「馬の寿命って短いの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

実は、馬は私たちが思っている以上に長生きで、人間と長く寄り添える動物です。今回は、知っているようで知らない馬の年齢の数え方や、その一生について解説します。

馬の年齢はどうやって数える?

馬の年齢の数え方は、私たちが自分の年齢を数える方法(満年齢)と基本的には同じですが、競走馬の世界では、実際の誕生日に関係なく、毎年1月1日に一斉に年齢が加算されるというルールがあります。
この仕組みは「ユニバーサルバースデー」と呼ばれ、同じ年齢の馬同士で公平に競走できるようにするためのものです。

詳しい仕組みや背景については、
👉 [誕生日は全員お正月!?~意外と知らない競走馬の基準日~]
で解説しています。

競走馬の「年齢」と現役期間

テレビなどで見かける競走馬は、非常に若いうちに活躍しています。

デビューの年齢: 2歳〜3歳ごろ

引退の年齢: 5歳〜6歳前後(早い馬はもっと早く、息の長い馬は8歳ごろまで走ることもあります)

「引退=寿命」ではありません

「5歳で引退」と聞くと、とても短命に感じるかもしれません。しかし、これはあくまで「アスリートとしての引退」です。人間でいえば、プロスポーツ選手が30代で現役を退くのと似ています。

引退した後の馬たちはどこへ行くの?

現役を終えた馬たちには、その後の長い人生(馬生)が待っています。

繁殖馬: お父さん馬、お母さん馬として次世代へ血統をつなぐ。

乗用馬: 乗馬クラブなどで、私たちが触れ合ったり乗ったりするパートナーになる。

ホースセラピーなどで活躍する馬: 穏やかな性格を活かし、人々の心を癒やす仕事をする。

競走馬としての期間は、馬の長い一生のほんの入り口に過ぎないのです。

乗用馬はどれくらい生きる?

では、実際に馬はどれくらい生きるのでしょうか。

平均寿命は25歳〜30歳

一般的な馬の寿命は25歳から30歳ほどと言われています。最近では飼育技術や獣医学が進歩し、さらに長生きする馬も増えており、中には40歳近くまで生きた例も報告されています。

ケアによって変わる「健康寿命」

乗馬クラブなどで暮らす馬たちは、決まった量の食事をし、スタッフによるバイタルチェックやそれぞれに合わせたケアを受けています。

適度な運動: 足腰の筋肉を維持します。
・歯や蹄(ひづめ)のケア: 食べ物をしっかり食べ、正しく歩くために欠かせません。
年に一度の健康診断:乗馬クラブクレインでは年に一度すべての馬が健康診断を受けています。

このように大切に育てられている馬たちは、20歳を過ぎても元気に人を背中に乗せて歩くことができます。馬は、人生の多くの時間を人間と共に過ごすことができる動物なのです。

馬を人間の年齢に換算すると?

馬の年齢を人間の感覚に置き換えると、どれくらいの早さで成長しているのでしょうか。以下の表は、一般的な換算の目安です。

馬の年齢 人間の年齢(目安) ライフステージ
1歳 12〜15歳前後 中学生くらい(急成長期)
2歳 17〜18歳前後 高校生くらい(デビュー時期)
3歳 20歳前後 成人・大学生くらい
7歳 30歳前後 社会人として働き盛り
12歳 45歳前後 ベテラン・落ち着きが出る
20歳 65歳前後 シニア期
30歳 90歳前後 大往生

※ご注意:この換算はあくまで一つの目安です。馬の種類や個体差によって成長のスピードは異なります。特に成長期(3歳ごろまで)は非常に早く年をとり、その後は成長のスピードが緩やかになり、人の年齢に単純換算できないとされています。

まとめ

「馬は短命な動物」というイメージを持っていた方もいるかもしれませんが、実際には20年、30年と私たちに寄り添ってくれる長生きなパートナーです。

競走馬の華やかな舞台は一生のほんの一場面であり、その後も乗馬やセラピーといった場所で、穏やかに長く活躍しています。

次に馬を見かけたときは、「この子はいま人間でいうと何歳くらいかな?」と想像してみてください。年齢を知ることで、一生懸命走る若駒の力強さや、ベテランの乗用馬が持つ優しい包容力が、より深く感じられるはずです。

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