左馬(ひだりうま)とは?由来・意味・馬にまつわる縁起の良い話まとめ|乗馬クラブクレイン

「馬」の字を左右反転させたような将棋の飾り駒を、どこかで見かけたことはありませんか?
お店や家の玄関、飾り棚、キーホルダーなどで見かけるこの縁起物が、「左馬(ひだりうま)」です。
この記事では、左馬の由来や縁起物とされる理由をわかりやすく解説するとともに、馬にまつわる縁起の良い言葉もご紹介します。

左馬(ひだりうま)とは?
左馬とは、「馬」の字を左右反転させて書いた将棋の飾り駒です。一般的な将棋の対局で使用する駒ではなく、縁起物として家の玄関やお店などに飾られています。
また、新築や開業などのお祝いとして贈られることもあります。
山形県天童市は、将棋駒の生産量日本一を誇る「将棋のまち」です。天童将棋駒は、将棋駒の産地として全国で唯一、国の伝統的工芸品に指定されており、左馬は天童を代表する縁起の良い飾り駒として知られています。
左馬の由来、なぜ縁起が良いのか?

左馬が縁起物とされる理由には諸説ありますが、主に次の4つのいわれがあります。
①「うま」を逆から読むと「まう(舞う)」
「うま」を逆から読むと「まう」になります。「舞い」は古くからめでたい席で披露されてきたことから、左馬は福を招く縁起の良い駒とされています。
②文字の下部が巾着の形に見える
左馬の文字の下部が、財布として使われていた巾着の形に似ているとされています。巾着は口がしっかり締まり、中のお金が逃げていかないことから、富のシンボルとされています。
③馬が人を招き入れる
通常、馬は人に引かれて歩きます。しかし、左馬は「馬」の字が通常とは逆向きに書かれているため、反対に馬が人を引いてくる、つまり人を招き入れると考えられています。そのため、千客万来や商売繁盛につながる縁起物とされています。
④人生につまずかない
馬は左側から乗るものとされ、右側から乗るとつまずいて転ぶといういわれがあります。
そこから左馬は、長い人生をつまずくことなく過ごせるように願う守り駒とされています。
馬にまつわる言葉・縁起物

馬にまつわる言葉や縁起物は、日本だけでなく海外にも数多くあります。
・「馬が合う」
気が合う、意気投合するという意味の慣用句です。相性の良い人間関係を表す際に使われます。
・「白馬の騎士」
苦しい状況に駆けつけ、人々を救ってくれる英雄や救い手を表す言葉です。
・「午(うま)年」
午は十二支のひとつで、動物では馬が当てられています。午年は12年ごとに巡ってきます。
・「蹄鉄」
馬の蹄を保護するために装着する馬具です。欧米などでは、幸運を願うお守りやモチーフとしても親しまれてきました。
日本の左馬や海外の蹄鉄など、馬にまつわる言葉やモチーフは、良い人間関係や幸運を願うものとして、さまざまな文化の中で親しまれています。
日本の「左馬」と海外の「蹄鉄」幸運を願う馬の縁起物

日本で親しまれている「左馬」と、ヨーロッパなどで幸運のモチーフとされてきた「蹄鉄」。どちらも馬にまつわる縁起物ですが、それぞれ異なる由来を持っています。
左馬は、福を招き、商売繁盛などにつながる守り駒として知られています。
一方、蹄鉄は、幸運を招いたり、災いから身を守ったりするお守りとして親しまれてきました。
由来の異なる2つの縁起物を組み合わせれば、馬好きの方にぴったりな、遊び心のある「幸運の馬セット」になりそうです。
左馬の飾り駒や蹄鉄をモチーフにした小物は、馬が好きな方への贈り物の候補としてもおすすめです。
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