馬ってどんな動物?【3】-馬はすごい!-
こんにちは。高橋です。
今回は昨日5/28取材に行ってきた"第32回全日本ヤング総合馬術大会2011"のJRA馬事公苑(東京都世田谷区)での様子を交えながらお送りします。
馬事公苑は普段は公園のような感じで入ることができます。
総合馬術って何?
そんなみなさんのために簡単にご説明します。
3日間で行われる競技なので"Three Day Event"とも言われます。
同じ選手と馬で3つの種目を競い、3日間の総合成績で順位を決めます。
1日目馬場馬術競技
2日目クロスカントリー競技
3日目障害馬術競技
それぞれ調教審査、耐久審査、余力審査と言われ、2日目のクロスカントリー競技が特に重要な種目になります。
今回はその2日目のクロスカントリーを取材してきました。
クロスカントリーは野外に自然に近い形で設置された固定障害を走り抜けていく競技です。
田中利幸選手とマーキードプレスコ
"パートナーシップ"と"勇気"
それがこの競技のテーマでもあります。
このクロスカントリー競技は、もちろん人馬の技術や経験も必要になりますが、それ以外に馬との"パートナーシップ"、そして、その上に成り立つ"勇気"が必要になります。
一番最初にお話ししましたが、馬は言葉を話せません。
だから人が馬を思いやることでコミュニケーションを図ろうとしなければ馬とのパートナーシップを築くことはできません。
ほんとうに強いパートナーシップで結ばれた人と馬だけがこの競技に参加できるといえるでしょう。
厩舎にいるときはこんな表情をしている馬でも
アイシングラーです。目と耳を下の画像と見比べてみてください。
競技に出ると表情が変わります!乗り手の意識と馬の意識が同じ方向を向いてます。
永松敬一郎選手とアイシングラー。クリックすると少し大きくなります。
みなさん違いがわかりましたか?
ものすごい勢いで通り過ぎていったので画像が少しぼやけています・・・
ここまで来て言いますが、実は私はクロスカントリーを見たのは今回がはじめてです。
目の前を通り過ぎていく選手と馬たちを見ていて、ほんとうにドキドキ!
緊張しました(〃´o`)=3 フゥ(選手でもないのに・・・)
けど何よりも競技では馬のコンディションが重視され、コースの作成であったり、獣医による馬体検査であったり、多くの人が競技を支えていました。
クロスカントリー走行後に獣医のチェックを受けていました。
そういったみんなの思いの中、競技が開催され、ほんとうに真剣に熱い思いを持った選手と馬たちは感動的で素晴らしかったです。
根岸 淳選手とミスターダンディー。クリックすると少し大きくなります。
改めて馬のすごさ、馬に乗ることの素晴らしさを感じた1日でした。
総合馬術競技は今後も開催されます。
機会があれば、ぜひ実際に見に行ってください。感動します!(はじめて見た私が言うので間違いありません)
日程は(社)日本馬術連盟 開催予定カレンダーでご覧いただけます。
みなさんも、選手を応援してくださいね!
高橋