安全!安心!で楽しむ乗馬ライフを

安全!安心!で楽しむ乗馬ライフを

今回は乗馬についてよくある質問、「安全」についてです。

■「乗馬は危険スポーツ?」「他のスポーツと比べてみたら?」
 乗馬を体験したい(習ってみたい)と思ったとき、どんな不安や心配がありますか?体験乗馬のお客様には「危なくないですか?」「ケガはないですか?」と聞かれることがよくあります。「乗馬は危険?安全?」その答えは「100%安全というわけではありません」です。ただし、それは乗馬に限らず「全てのスポーツにおいて、100%安全というものはありません」という意味です。

 筆者は学生時代にはテニス部、水泳部、スキーバイト、趣味のダイビング、二輪バイク...と、かなり様々なジャンルのスポーツを経験してきたのですが、中には「これは、もし子供がやりたいと言ったら、かなり心配(汗)」と思うものもありました。色々経験し、感じたのは「どのスポーツにも、それぞれ危険性はある。けれど知識や、万全な準備、装備で回避できる事も多くある事」です。スポーツを楽しむなら、まず安全第一に行いたいと、だれもが思いますよね!では、安全に乗馬を楽しむにはどうしたらよいのか、ご紹介したいと思います。

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■安全に楽しむ装備を備えよう
 改正道路交通法により、最近自転車利用者のヘルメットの着用が「努力義務」となりました。おなじ軽車両である「乗馬」はどうでしょうか?現在では、乗馬人口が増えるにつれ、小さなお子様からシニアの方まで年齢層は広がり、日本でも乗馬の装備グッズはとても充実してきました。クレインでは現在、安全のための装備として①手袋②ヘルメット➂ボディプロテクターの着用が義務付けられています。とくにプロテクターは、乗馬のケガで一番心配な落馬時の大きなケガを防ぐことに重点を置いています。
 海や空のスポーツの場合は、命に係わってくる装備もあるので、必須の装備数が多いのですが、乗馬の場合はある意味シンプルでわかりやすいかもしれません。(ちなみに私の実感している装備大変ランキングNO.1はダイビングです)
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■プロテクターの目覚ましい進化
 車のエアバックが開発され、車の運転時の安全性が格段にUPしたように、近年乗馬用のエアバッグベストが開発され、普及し始めています。形はベスト型になっていて、鞍にストラップを装着し、それが落馬などで外れた場合にベストに内蔵されているボンベから炭酸ガスが出て、瞬間的にベストが膨らむという仕組みになっています。(クレインではヒットエアー衝撃緩和保護システムを推奨)空気の部屋(気室)は首、胸、脇、背中、腰(お尻)の部分に分かれていて、体の重要な部分をしっかりホールドしてくれる作りになっています。
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<ここがいいね!エアベスト>
①サイズ展開、カラーが豊富、小学生~大人まで。
 うちの子は小学2年生ですが、小さな子でもサイズ展開があるので大丈夫。丈はオーダーで短く調節でき、騎座した時にベストが肩で浮き上がってしまう事もありませんでした。様々なカラー展開もされていて、赤、紺、黒などの定番カラー以外にも、黄色や水色のような明るいカラーも発売されています。私は個人的にはエメラルドグリーンのようなきれいな緑がいいな!と思っていたのですが、子供は紺を選びました(笑)
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②軽い、蒸れにくい
 ボンベがついているというと、重いのかな?と思う方もいるかもしれませんが、意外に重さはあまり感じません。また、従来のチャック型と違い厚みがなく、通気性も良いです。暑さや重さ問題は、ヘルメットも同様で、現在ではヘルメットの使用感もとても改善されています。
 
 エアベストの登場で、カラーで個性を出せ、着心地がソフトと、気持ちも体も快適に騎乗ができるようになりました!

いいね!というポイントに対し...、
価格に関してはもう少し改善してほしいというのが本音ですね。
 エアタイプは、ボンベや、キーホール、ストラップ、動作システムが作動するために、いろいろな器具がついているのでどうしてもエアタイプ以外のプロテクターより割高なところが否めません。
 また、様々な器具がついているぶん、定期的なメンテナンスが必要となります。また、一度エアバックを使用した場合は、再度ガスの入ったタンクを購入し、装着する必要があります。ただ、自身ですべて行わなければいけないわけではなく、クラブやメーカーに任せることもできます。

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 乗馬を始めるにあたって自身の安全はもちろん、ご家族が通っている場合、エアベストの登場により格段に安心感が増したのではないでしょうか?より安心して、安全に楽しく乗馬ライフを送っていただきたいです。旅行などで外乗するさいも、必ずヘルメットやプロテクターなどの有無の確認をし、用意されていない場合はぜひご自身のものを持参してくださいね。
  
written by Okanami

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