美味しい珈琲は馬のしっぽから!? =ホースヘアーの世界 =

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先日フェイスブック・インスタグラムでバイオリンの弓の材料や調理器具の裏漉し器となる「馬のしっぽ」の話をご紹介させて頂きました。楽器や調理器具だけではなく、実は様々なジャンルの世界で大活躍の「馬の毛」知っていますか!?

【ミルブラシ】
 珈琲にはまっている筆者、「ミルブラシ」なるものを最近初めて知りました。ミルブラシとは珈琲豆をひく「ミル」を掃除するブラシの事で、そのブラシに使用されるのが馬の毛です(馬毛以外にも、豚毛やナイロンなどのブラシもあります)。馬毛といっても、用途により太さ、長さ、質など使い分けられます。ミルを傷つけずに、そして細かい部品部分を簡単に掃除するには「馬毛」のミルブラシは珈琲好きにはなくてならないアイテムのようです。ちょっと欲しいかもと思い(笑)調べてみると・・・色々ありました!ちなみに、なんともお洒落なデンマーク産の職人手作りのミルブラシは約2000円でした。天然の馬の毛の他にも、様々な素材のブラシが販売されています。
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【クリーニングならお任せ!お手入れブラシ】
 毛先の細かい馬毛ブラシは、ファッションの世界でも重宝されているようです。泥汚れやほこり落としのシューズブラシとして、革専用クリームをすりこみ馴染ませる際の靴ブラシとして、その他にも革鞄やお財布などの革製品のお手入れでは、天然の馬の毛が静電気を抑えてくれるためスムーズにお手入れができるとか!靴用の手に収まる、ころんとした形がキュートな専用ブラシは「ペネトレイトブラシ」というそうです。「ミルブラシ」に続き、またも知らない用語が!ブラシの世界は奥深いですね。
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【日本の伝統文化の隠れアイテム!?】
 能楽用語に登場する「ばす」これは「馬素」または「馬尾毛」(どちらも読み方は「ばす」と読みます)といい、能面の頭髪や、顎ひげなどに植毛し使われています。またかつらの一種である「垂(たれ)」も馬の毛が使われていて、直径10センチほどの輪に編みつけるような形で作られています。ちなみに、白い毛を使用したものが「白垂」黒い毛は「黒垂」といいます。馬の毛はなくてはならない材料です。
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調理器具に、音楽、伝統文化の世界。馬達の毛は世界中で重宝されているようですね。もうすぐ年の瀬。オーケストラの第九を耳にしたら、(バイオリンを見て)ちょっと思い出してほしい・・・そんな「馬の毛」の話でした。
 
 
written by Okanami