2013年3月11日は・・・
こんにちは、高橋です。
2013年3月11日をみなさんはどのように過ごされましたでしょうか。
私は、クレイン仙台海岸公園にいました。
東日本大震災の際、クレイン仙台海岸公園は津波にのまれました。
36頭の馬たちが助かりましたが、亡くなった馬たちもいました。
3月11日は亡くなった馬たちにお花を供え、今の様子を撮影するために行きました。
今日はその時の様子をお届けします。
空がとてもきれいに晴れ渡っていました。
去年と同じように、仙台駅から車でクレイン仙台海岸公園へ。
車の中は、供える花束のユリの香りでいっぱいに・・・少し窓を開けて走っていると、海に近づくにつれ潮の香りがしてきました。
もう少しで海なんだなぁ。
そう思いながら仙台東部道路を抜けると、1年前と変わらない景色が。
ところどころに家の基礎だけが残っていますが、もう、そこがどんな景色だったのか想像することは難しいです。
東部道路近くからクレイン仙台海岸公園に向かって。
今のクレイン仙台海岸公園。
とても静かな14:46でした。
工事の音も止まり、風も静かになり、ただ澄んだ空の下、黙祷をささげました。
この日は、東北の各地で追悼イベントが開かれており、私は勾当台公園で開かれていたキャンドルナイトに行きました。
イベントではそれぞれの人たちの思いが集まっている、そんな空間でした。
仮設のカフェでコーヒーを飲んだ時も、「今日はどちらからいらっしゃったんですか?」と明るく笑顔で迎えられ、なんだかとてもおいしいコーヒーを飲んだ気がしました。
一見、一年前と何も変わっていないように感じましたが、やはり少しずつ、できることから前に進んでいるんだと思いなおしました。
海水につかった桜は今年も芽が膨らんできました。
春の暖かさや、花々が咲く様子は、きっと、がんばっている誰の心にも笑顔を届けることでしょう。そして、私たちは馬を通じて、皆さんの心に、ひとときの安らぎの時間を提供できればと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
高橋
この間、たまたま見つけた画像・・・
こんなこと、あるんですね