世界の馬事情【スペイン編】

馬がテーマの【馬旅】なら、あなたはどこを訪れたいですか?数年前に九州✖馬旅をしてきた私ですが、国内もいいけれど、やっぱり海外も魅力的!その一つが…スペインです♪♪

― 王侯貴族が育てた、気品あふれる馬文化 ―

メキシコのチャロ文化の源流をたどると、その先にあるのがスペインの馬文化です。チャロ(charro)とは、メキシコの伝統的な馬術者・カウボーイにあたる存在で、彼らを中心に発展した生活様式・服飾・馬術・音楽・儀礼の総称です。スペインは、ヨーロッパの中でも特に“馬と共に歩んできた国”であり、王侯貴族の時代から続く気品ある馬術が今も息づいています。 今回は、そんなスペインの馬文化を少しご紹介します。

■ スペイン馬文化の象徴「アンダルシアン」

スペインを代表する馬といえば、やはりアンダルシアン(スペイン馬)。 白く輝く馬体、豊かなたてがみ、しなやかな動き。その美しさは古くからヨーロッパの王族に愛され、戦場では“最強の騎兵馬”として恐れられました。

<アンダルシアン>

  • 従順で賢い
  • 動きが柔らかい
  • 集中力が高い    

という特徴があり、古典馬術(クラシカルドレッサージュ)に最適な馬として知られています。

この“気品と力強さの両立”こそ、スペイン馬文化の核といえるでしょう。馬場馬術が大好きな人なら。ぜひ訪れたい国の一つですね!

 

■ 王立アンダルシア馬術学校 ― 馬術の芸術が生まれる場所

スペイン南部ヘレスにある王立アンダルシア馬術学校は、世界でも屈指の馬術名門校です。ここでは、馬術を「芸術」として捉え、馬の自然な動きを最大限に引き出す古典馬術が受け継がれています。

特に有名なのが、

  • ハイピアッフェ
  • カドリール(馬の舞踏)
  • 空中技(ハイ・スクール・ムーブメント)    

など、まるで馬が踊っているような演目。

馬の力を誇示するのではなく、馬の美しさを引き出すことに重きを置く姿勢は、スペイン馬文化の精神そのものかもしれません。

 

■ スペインの馬術は“誇り”であり“伝統”

スペインでは、馬術は単なるスポーツではなく、文化そのものとして大切にされているそうです。祭礼やパレードでは、伝統衣装に身を包んだ騎手がアンダルシアンに乗り、街を優雅に歩きます。美しいスペイン馬と人が並んで歩くだけで、そこに“歴史”が漂うのがスペインの魅力ですね。

スペインの馬文化は、メキシコや南米にも伝わり、チャロ文化やガウチョ文化の基盤となりました。つまり、スペインの馬文化は“世界の馬文化の源流”ともいえる存在なのです!

 

■ スペイン馬文化の精神 ― 馬への敬意

現代の乗馬にも通じる大切な価値観「馬を美しく動かすのではなく、馬が美しく動けるようにする」 スペイン馬文化は、なによりも馬を重んじる文化。優しい哲学を教えてくれますね。美しいアンダルシアンはスペインの国の人々の敬意を一心に受け取って、人とともに生きています。

美しい建築や、美味しい料理、自然、そして美しく優雅なアンダルシアン。スペインの【馬旅】は考えれば考えるほど魅力的です。いつか絶対に訪れたいです!

written by Okanami

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斎藤 明日香
監修者

プロフィール

大学卒業後、乗馬クラブクレインに入社し、埼玉・大阪で14年間勤務。小学1年生と5年生の子どもも馬が大好きで、家族で外乗を楽しむことも。夫は馬の獣医師で、家族全員が馬と関わる生活を送っています。

経歴

大学卒業後、乗馬クラブクレイン入社 埼玉・大阪のクラブで14年間勤務 現在はクレインのコラムを執筆しつつ、フォトグラファーとしても活躍。

保有資格・認定

乗馬ライセンス障害2級 ダイビングライセンスPADI AOW 普通自動二輪免許