アジア大会に向けて、選考競技会が始まりました!

アジア大会に向けて、選考競技会が始まりました!

こんにちは、高橋です。
いよいよ、今年9月韓国仁川で行われるアジア競技大会へ向けての選考競技会が始まりました!

今日はその舞台の一つCIC1*Tokyo2014が行われているJRA馬事公苑(東京世田谷)に来ています。今回は総合馬術選手の選考になります。
選考は6/11~13 CCI1* Miki 2014、7/11~13 全日本総合馬術大会(両大会三木ホースランドパークにて)の3つの成績で上位の人馬が選ばれます。

乗馬クラブクレインからアジア大会出場を希望して、CIC1*Tokyo2014に出場している選手は北島 隆三選手、永松 敬一郎選手、根岸 淳選手です。
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北島選手とジャストチョコレート、1日目は3位に入りました!名前の通り、毛色がとても美しかったです。

今日は1日目の馬場馬術競技が行われました。いかに馬とともに優雅に、正確に力強く、演技ができるかがポイントになります。

ちなみに、総合馬術は馬術競技の中でも、最も人と馬との信頼関係が必要とされる競技と言っても過言ではないです。3日間を通して、馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術と3つの競技すべてを同じ人馬で競い合います。

3日間を戦い抜く"スタミナ"、馬に乗る技術だけでなく、クロスカントリーを走る"勇気"。そして、馬場馬術で見せる優雅さなど、ほんとうに様々な要素が必要になります。
この競技に挑む選手は、馬に対する心身のバランスととつてもない集中力、非常に繊細な感覚が求められます。


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根岸選手とシュシュート、パートナーとなって1年半。馬とのめぐりあい、そして過ごす時間の長さも大切です。

練習の風景や競技に臨む様子などを見聞きしていたのですが、選手たちが考えるのは自分のパートナーである『馬のために何ができるか』ということでした。
間近で見ていると、その真剣さが伝わってきます。準備運動では、馬の運動だけでなく馬の気持ちの面の調整も行われます。

人と馬、息の合った馬場の演技は、自然と心が引き込まれます。

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永松選手とケレシン パイレーツ。ダイナミックな動きです。

明日は2日目、クロスカントリー。
コースを見るとわかりますが、これは?どうやって馬で飛び越えて行くの?というような自然の中の障害物がたくさんあります。
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水濠(すいごう)と呼ばれる障害、向こう側から走ってきて障害を飛んだあとに水に飛び込みます。水面は揺れるし、光は反射するし、着地面が見えないし、馬は水があるというだけで怖いものです。
・・・実はもっとすごい水濠も・・・

今日の馬場馬術はどちらかというと収縮した動き、馬場が終わったあとは次のクロスカントリーに向けて馬の動きと気持ちを変えるためにも、障害を飛んで調整したりします。それを"パイプオープン"というそうです。パイプがつまっているところから流れを良くするオープンにするようなイメージです。

クロスカントリーの様子はまた明日。

第35回全日本ヤング・ジュニア総合馬術大会2014も同時開催されています。
ノービスクラスでは正井選手とアシーナが1位、永松選手とアージュドールが2位、トレーニングクラスでは平井選手とバンケッターが1位、平永選手とアイリッシュブルーが2位に入りました。
明日が楽しみです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

高橋

総合馬術ルールはこちらからご覧ください。(※終了しました。)

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