夏の〇〇対策!

夏の〇〇対策!

 今年もやってきましたアイツが!暑くなるとあらわれる・・・そうです!「蚊」です。普段の生活はもちろんですが、ガーデニングや、外のスポーツをする人にとっては大敵ですよね。乗馬もその一つです。「蚊」だけでなく、地域によっては、刺されると痛く腫れる「アブ」、またほかにも「ハエ」などもやっかいです。すこしでも馬も、人も、夏を快適に過ごすために、「蚊やハエ対策」しらべてみました。

Q.蚊やハエはなぜよってくるのか?
 実は蚊は人の血液のみを吸って生きているわけではありません。普段は蝶のように花の蜜などを食事にしています。しかも、血を吸うのはメスのみです。蚊の種類によっては、吸血しないと産卵できない生体になっており、蚊にとっても子孫を残せるかどうかの死活問題のようです。血の種類は人間に限らず、犬や、猫、そして馬も吸われます(泣)また、ハエはアンモニア臭(汗なども含む)や黒色を好む習性があるといわれています。

Q.刺されやすい人の特徴
 蚊が寄ってくる要素は
①二酸化炭素
②生物からです揮発成分(汗など)
➂熱
 また研究データによるとO型はA型よりも2倍も刺されやすといデータもあるとか...。馬も人動同様に汗をかき、体温も高めなので蚊が寄りやすいですね。

<馬を蚊やハエからまもるには>
①フライシート
 なにより、寄り付かないようにするためには、物理的に近づけないようにするのが一番!私はガーデニングの時は網付きの麦藁帽をかぶっていますが、全身用も販売されていたりします。

実はちゃんと馬たちにも同じようなものがあります、それが「フライシート・フライラグ」という、蚊やハエ除けを目的とした馬着(馬用の服)です。
また、なんとこんな模様のフライシートも!
ハエなどから馬を守るメッシュ生地の薄馬着です。スウェーデンとハンガリーの研究者が4つのモデル(白地に斑点・ゼブラ・黒・茶)を使用して行った実験で、ゼブラ柄が最もハエの付着が少なかったという結果が出ました。馬に反射する光が発する電磁波の方向が、斑点・黒・茶は水平方向なのに対し、ゼブラだけが縦方向で、ハエはこの電磁波を嫌うのではないかと推測されています。このユニークな研究結果に着目し開発されたのがバズオフ・ゼブラフライシートです。(引用:カバロ https://www.cavallo-net.com/ より)
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②蚊よけ(虫よけ)スプレー
 馬にも、人にも虫よけスプレーは必須ですね。馬体に直接かけるものは天然成分仕様よなっているので安心です。私の担当していた馬はスプレーの「シュッ」という音に敏感でこわがってしまうタイプの子だったので、そんな馬にはジェルタイプの虫よけなどもおすすめです(購入の際は指導員などに相談してみて下さいね)
 昔ながらの定番としては「蚊取り線香」なども思いつきますが、火器は燃えやすいものの多い乗馬クラブ(厩舎)では厳禁!使用はおひかえくださいね。

<人間も蚊から身を守ろう>
①蚊やハエの寄りやすい黒、または赤などの濃い色味の服は着ない。(ハチ対策にもなります)
②藍染やベンガラ染の服を着る
 藍(植物)やベンガラ(土)で染めた服は防虫作用があるとむかしから言われています。消臭対策にもなるので夏にはぴったりかもしれません。
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➂ハッカ油やドクダミスプレーなどを活用する。
 市販の虫よけスプレーはもちろん。最近はブームにもなっているハッカ油のスプレーやドクダミチンキも虫よけスプレーとして効果があります。自然派の方にお勧めです。
④汗はこまめに拭く、肌を露出しない
人間の汗によってきやすい性質があるので、汗をこまめに拭き、日焼け対策も含めてアームカバーなどで露出を防ぎましょう。

<夏の季節の馬のお手入れについて>
 夏場は馬達も汗をたっぷりかくので、より一層のお手入れが必要になります。ケガや熱中症に注意しながら、人も馬も快適に過ごせるようにしましょう。

・丸洗いの季節です。水が苦手な子もいるので、普段より一層気を付けながらお手入れをしてあげてください。
・汗と汚れがまざって、汚れの塊ができやすい季節です。耳回り、目と鼻の間、しっぽの付け根、足元など念入りに。
・洗い場に帰ってきたら、まずは人も馬も水分、塩分補給を行いましょう。
・ハエや蚊を嫌がって、お手入れ中も馬が良く動いたり、しっぽや足で払おうとすることがあります。
・虫よけスプレーなどを馬に使用するときは、事前にスタッフにご確認ください。

written by Okanami

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