【馬と交通ルール】

【馬と交通ルール】

 こんにちは!朝晩、寒くなってきましたが如何お過ごしですか? でも、『行楽の秋』ともいいますが、日中は過ごしやすくお出かけになる方も多いのではないでしょうか?車でのお出かけも増えるかと思いますが、秋は交通事故も多い季節らしいのでお気を付けください。原因の一つが、日暮れが早まることだとか。だから秋に交通安全運動週間があるそうです。たまに、馬って道路走れるの?とか、聞かれることがあるのですが、今回は、馬は交通ルールではどのような扱いになるのか、【馬と交通ルール】について詳しくご説明したいと思います。


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 馬は、交通ルールでは「軽車両」扱いになるという事はご存知の方も多いかもしれません。軽車両とは、自転車、荷車、その他に人、もしくは動物の力に牽引され、かつレールに乗らないで運転する車の事を称した物を言います。牛、三輪車、人力車、リヤカーなども含まれます。これらの軽車両には運転免許は不要とされていますが、自動車と同様の交通規則があり、違反すると交通切符が切られてしまいます!


 では、交通法規上では馬はどのようになっているのでしょうか・・・・


【馬の交通法規】

*馬をつないでおく時は、軽車両の駐停車に関する法規にのっとって行わないと違法駐車になる。
*スピードの出しすぎはスピード違反になる。
*曳き馬による散歩は自転車を押して歩く歩行者と同じで、歩行者扱いである。
*飲酒運転は禁止。また、馬にお酒を飲ませて乗馬すると「整備不良」になる。

 飲酒による馬の整備不良!?ウソのようですが本当の話です(笑)びっくりですね!そして、軽車両(この場合は馬)には、適当な制動装置(ハミと手綱)、安全を確保できるもの(鞍)を備えなければならないというきまりもあります。

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馬の飲酒・・・、こんな感じになるのでしょうか??・・・(笑)


【馬の違反事項】

*飲酒運転(懲役)
*手放し運転
*携帯電話を使用しながらの運転
*信号無視
*傘さし運転などの不安定な乗り方


 自転車などと同様に、安全を第一に考えた規則となっています。北海道など自然が多く、馬との生活が珍しくない地域では様々な標識が立っているようで・・・とても興味深いですね!

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http://matsukoaki.webcrow.jp/RoadSideSign02_notable.html#ウマ

実際のところは、都会では車なども多く通りますし、雨の日のコンクリートやマンホールは蹄鉄が滑ってしまったり、ボロ(馬の糞)の処理の問題などもあり、自転車と全く同じように一般道で走るのは問題が多いので(特に日本では)あまり現実的ではないようですね。

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夕暮れ時、くれぐれもお気をつけください。 (クレイン大阪にて撮影、2018/10)


 車や自転車に乗る時に、ぜひ少し馬の交通ルールも思い出してみてください。

そして、ゆずりあいの心を持って、これからの秋、楽しみましょう!



written by Okanami

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