馬ってどんな動物?【21】・・・馬はどんな性格?
こんにちは、高橋です。
クレイン茨城の周りの木々に少しずつ新しい芽がついてきました。
まだ季節は冬ですが、もう自然界では春の準備が進んでいるようです。
しらかば~あおぞ~ら♪ の歌詞にも出てくる辛夷(こぶし)の芽がふくらんできました。
さて、今日は馬の性格についてです。
馬は草食動物なので、基本的には怖いものからは逃げるという性質がある動物です。
もちろん、1頭1頭個性があり、性格の違いはありますが、大まかに見て共通する性格はあります。
そうですね、具体的なシーンを考えると・・・
例えば、馬場で馬に乗っているときに、風に飛ばされて白いビニール袋が飛んできました。
さて、馬はどんな行動をとるでしょうか?
三択です。
1.白いビニール袋に向かって走って行き、前脚で踏む
2.前脚をつっぱって止まり、ビニール袋から逃げる
3.何も気にせず、騎乗者の指示通りに運動を続ける
正解は2の前脚をつっぱって止まり、ビニール袋から逃げる。です。ごく稀に3のような気にしない行動を取る馬もいますが、たいていは逃げます。少し憶病な性格なんですね。
姫リンゴの芽もふくらんできました。
それでは、なぜ?憶病な馬が障害などを飛べるようになるのでしょうか。
それは、馬が人をパートナーとして信頼するからです。
障害を飛越するとき、その手前までは馬は目で距離間をつかんでいますが、飛越する瞬間は障害物を見失うので、人を信頼していなければ飛ぶことはできません。
また、こんな実験結果もあるそうです。
知らない場所に馬を連れていくとき、いつもご飯や世話を担当している人と行く場合とそれほどいつも一緒ではない人と行く場合と馬の心拍数の動きに違いがあったそうです。
知らない場所に行くと、憶病な性格の馬はたいてい心拍数があがるのですが、いつも世話してくれている人と一緒のほうが、あがり幅が少なかったそうです。(新馬の医学書参照)
憶病なところがある馬にとって、信頼できる"人"は強力なパートナーになるんですね。
なんだか、人間界と一緒!?
会員さんからいただいたお花がきれいに咲いていました。
馬が驚くときは、たいてい急な動きや音があったときです。
例えば、突然、風で何かが飛んでくる。
近くでこどもが走りだす。
突然、大きな音がなる。
見えないところから急に近付かれる。(馬の真後ろから近づくのはやめましょう!)
などなどです。
はじめて馬に接するときは、乗る馬についていろいろと教えてもらいましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
明日はクレイン創設の日、1971年に乗馬クラブクレインははじまりました。
もう、クレインの歴史は43年になるんだなぁ。
高橋
あと1週間でソチオリンピックです。
と思っていたら、世の中寒いだけじゃない・・南半球は夏か。