2013年2月9日~10日分
2月9日(土)
(調教)
軽運動のみ。
(所感)
時間も馬場の確保も楽ではない。
(調教)
低障害飛越を反復して。
(所感)
調子よく反復飛越するので試しに斜めの助走で向けると一度逃避。
「これこれ!」とは馬に言う事か、人に言うべきか。
その後慎重に誘導して過失なし。
(調教)
調馬策作業、約15分。
(所感)
騎乗時間を徐々に増加させるべく。調馬策作業は逆に減少させるつもり。
騎乗しての駈歩、左手前は容易に発進し、且つ維持出来る。古馬に近いと言っても可。
一方右手前は一寸困難。或いは体調の面で何か不具合でもあるのか?
跛行とまでは言えぬにせよ、やや歩様に違和感。
若し体調不良によるものであれば強制は避け、次第に慣れさせるべきか?
未だ手がけ始めて10回前後の鞍数。急ぐ気持ちはに慎むこと。
地上横木、常歩、速歩通過は全く嫌わず跨いでくれた。
洋々たる前途を感じさせてくれる
2月10日(日)
(調教)
軽運動。
(所感)
午前、午後とも一般レッスンにもよく働いている模様。
(調教)
低障害を反復して飛越。中に1個高さ90㎝の障害を置き、時々向ける。
(所感)
落ち着いた飛越振り。一度も過失なし。
(調教)
調馬策作業は行わず最初から騎乗。
(所感)
予想通り?問題なし。常歩、速歩、駈歩を約3分ずつ実施。
これらを2回繰り返す。この間の駈歩は左駈歩のみ。
右駈歩は全く出ない。右手前輪乗り上で発進を命じても左駈歩しか出ない。
暫らく常歩、休めを続けもう一度試みる。3度目になってやっと右駈歩に発進。やった!!!の感。
約100完歩維持出来たので、それで終わりとする。ヨシヨシと言う所。
地上横木は10㎝と20㎝を常歩、速歩で通過を反復。
未だ巧みにとまでは言えないが全く嫌いはしない。
常に頭頚を前下方に伸展しつつ跨ぐのは実に愉快。
昨日と同様、或いはそれ以上に喜びに溢れつつ作業を終わる。
こんなに毎日毎日喜ばされるとは!!
これだから新馬調教はやめられない。調教済みの馬を買って競技に出る人々はつくづく気の毒だと思う。
左手前、右手前って??
駈歩とは左右の肢が非対称的に動き、一完歩に一回、四肢が宙に浮く瞬間が存在する歩法の事を言います。
速歩より速度は速く、四肢が左右非対称に動く結果、手前肢が出現します。
手前肢とは前後肢のうち、遅れて着地する方の肢であり、反対に先に着く肢は反手前肢という。
また、最大三肢が着地している瞬間が存在する。
四肢の着地の順序は右後肢→左後肢→右前肢→左前肢(左手前)の場合もあるし、左後肢→右後肢→左前肢→右前肢(右手前)の場合もある。
左手前をしているアバウト号