三重ホースファームから夏の便りが届きました

三重ホースファームから夏の便りが届きました

こんにちは、高橋です。
夏を迎えた三重ホースファーム。
人間と同じで、馬もいろいろと暑さ対策をしているようです。

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6月は比較的雨が少なく、放牧ができる日が多く、馬たちものんびり過ごせました。
7月に入り、昨年の夏の終わりに来た馬たちは、三重ホースファームで初めての夏を迎えています。
今年は猛暑との予報もでていますので、夏をどう乗り切るか試行錯誤しています。

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馬たちがいる厩舎は、倉庫の中にあるので、外の方が涼しいのか中の方が涼しいのか、気温や湿度を観測して対応しています。暑い日は木陰に入って涼む馬もいますが、気にせず外で草を食んでいる馬も、十人十色ならぬ十馬十色でしょうか。
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放牧すると、真っ先に砂浴びをする・・・気持ち良さそうです。

暑い日は、水を飲む量も非常に多く、汗をたくさんかいた日は、塩分の補給もしています。
馬たちのごはん、フスマに塩を混ぜてあげるのですが、日によっては、ほぼ塩の日もあります。
塩だけでも馬たちはぺろぺろ舐めているところ見ると、やはり塩分が不足しているのでしょうね。ちなみに、小麦ふすまには食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などの栄養成分が豊富に含まれています。

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手の(肢の)届かないところはお互いに協力しあいます。

今、放牧場は大小合わせて4面あります。
馬たちの相性や、ダイエット中の馬、あんまり走らずのんびりさせたい馬...などなど、その馬の状況に合わせて放す場所を替えています。今の時期は1ヶ月程放牧地を休ませると、青々とした草が伸びてきます。放牧地には、種や肥料を撒いて少しでも牧草が育つように工夫しています。
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「やっぱり青い牧草はおいしそー。」という声が聞こえてきそうです。

扇風機を用意したり、放牧場の日よけをどうするか考えたり、天候によって放牧時間を調整したり、馬に寄ってくる虫対策を考えたりと、日々、観察、施策、改善の取り組みです。

毎日顔をあわせている馬たちも、放牧する場所を変えるだけで、一緒にいるペアが変わったりと、なかなか馬の世界も複雑なようです。朝から夕方近くまで放牧しているので、じっとしているようでも、途中、走ってみたり、何もしていないようですが、一日通すと結構な距離を歩いています。
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たまに、追いかけっこもあります。

休養が長期にわたる馬もいますが、元気になってクラブに戻っていった馬もいます。
元気になって戻った馬たちが、活躍しているという話を聞くのは、何とも嬉しいものです。
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三重ホースファームスタッフ 松岡
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以上、三重ホースファームからのレポートでした。
また、馬たちの様子が届きましたら、ご紹介させていただきます。

高橋

昨日から開催されている相馬野馬追、馬好きなら一度は行ってみたい日本の行事。
ほぼ日でテキスト中継されいました!思わず見てしまいます。

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