競技シーズン到来!クレイン選手たちの活躍をお届します

競技シーズン到来!クレイン選手たちの活躍をお届します

こんにちは、高橋です。
5月を皮切りに、馬術競技各種目、競技シーズンが到来しました。
5月下旬から6月にかけて行われた競技の様子、クレインの選手たちの様子をお届けします。

まずは、5/26~28にかけて山梨県馬術競技場で行われた全日本ヤング総合馬術大会です。

3日間かけて、馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術を行う総合馬術。
今回は2日目クロスカントリー競技と3日目障害馬術競技におじゃましました。
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クロスカントリーの朝。

前日の雨もあり、クロスカントリー競技は2時間遅れで10:30スタート。
CCI2*競技から始まりました。(ちなみにシーシーアイツースターと読みます。)
CCI2*、CIC2*、CCI1*競技は国際競技になるため、海外から審判員を招き競技を開催します。
今回、クロスカントリーのコースデザイナーはニュージーランドからいらっしゃったJohn Nicholson氏、山梨の競技場をフルに活用したコースでした。

・・当日の朝、選手とコーチたちについて下見に行ったのですが、アップダウンの多いコースを息切らすことなく、約3.5km(CCIは約4km)をサクサク歩いていきます。私は上り坂でバテました・・・CCI4*となれば、その距離約6.3km以上、コースを完走するには10分以上かかってきます。
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必死について行って撮った写真・・見た目は『さわやかな高原の朝』となりそうなのですが、実際、私は汗だくです・・

選手たちは、このコースウォークを少なくとも3回以上繰り返すのです。そして、競技中、コースに反応できるよう感覚としてたたき込んでいきます。
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ひとたびスタートを切れば、かなりのスピードで障害を次々とクリアしていかなければなりません。
ここでコース下見がいきてくるんですね。

クロスカントリーの映像はこちらからどうぞ。

そして3日目の朝、2回目のホースインスペクションから始まります。

2日目のクロスカントリーを終えて1位で3日目を迎えても、このホースインスペクションを通過しなければ競技を続けられないのです。だから、選手たちはクロスカントリーが終わると、馬たちのケアに専念します。

そして、最後の障害馬術競技。
バーを一つ落とせば減点4、二つ落とせば減点8、減点数に大差がなければ、この障害馬術競技で順位が入れ替わることもあります。
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左)競技前、最後の調整、右)競技後、コーチからアドバイスを受ける選手

障害馬術競技の映像はこちらからどうぞ。

そして、最終日を終えた結果は・・・
CIC2*競技
1位 弓良隆行&ポーチャーズホープ(クレイン京都)
3位 伊藤正平&イプシロン(東武乗馬クラブ&クレイン)

弓良選手コメント
「ポーチャーズホープはイギリスで一度パートナーを組んだ馬だったので、馬の特徴はある程度わかっていたのですが、一年くらいクロスカントリーをしていなかったので、どうなるか心配もあったのですが、とりあえず上手くいってホッとしています。課題としては、まずは、馬場馬術が人馬ともに苦手なのでそこを強化して、初日からTOPで行けるようにしたいと思います。」

CCI1*競技
1位 平永健太&デラーゴ(クレイン栃木)
4位 平井康之&バーリントンスター(服部緑地乗馬センター)

平永選手コメント
「デラーゴとパートナーを組むのは、はじめてだったのですが、馬が助けてくれました。クロスカントリーを唯一、減点0で帰ってこれたのが一番良かったと思います。いいリズムでコースを走れました。馬が経験豊富なので信頼して走ることができました。障害馬術は人のミスでバーを落としてしまったので、競技を想定したトレーニングをしていきたいと思います。」

EV100競技
4位 小野敬司&ミスターダンディ(クレイン東京)

EV90競技(一般)
1位 遠藤 彰&フィオーレ(クレイン恵那)
2位 正井 基行&花凛(クレイン倉敷)
3位 弓良隆行&ハイクタウン(クレイン京都)
4位 林 貴秋&ダンツブラボー(服部緑地乗馬センター)

遠藤選手コメント
「今年はクラスを一つ上げて参加するつもりでしたが、馬の調子を考えてEV90競技に参加しました。1日目馬場はいつもよりコンパクトにまとまりすぎたので、次回はもっと動かして積極的に乗っていきたいと思います。クロスカントリーは雰囲気良く、次につながる走りができました。
最終日の障害は、自分がミスしていたのですが、馬が助けてくれました(笑)(インタビュー中、助けてもらえなかった・・と横を呟きながら通り過ぎっていた弓良選手・・)
次回は一つクラスを上げて参加する予定なので、成績を残せるようトレーニングを積みたいと思います。」

EV90競技(ジュニア)
2位 高橋義明&ハイクタウン(クレイン京都)
5位 濱谷はるひ&ミスターダンディー(クレイン東京)

となりました。
ちなみに、EV90競技では2日目を終えて弓良選手がTOPでしたが、障害馬術競技で順位が入れ替わりました。上位4名がクレインの選手なのですが、表彰の入場のとき何か話してます。ちょっと想像してしまいますね・・・

次回は、8/4~8/6、全日本ジュニア総合馬術大会2017 CIC2*/CCI1* Yamanashi(山梨県北杜市)が開催される予定です。
そして、11/24~26には全日本総合馬術大会2017(兵庫県三木市)も控えています。

皆さまも、ぜひ、応援にお越しください。

高橋

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