2016年、全日本競技の結果は?―全日本総合馬術―

2016年、全日本競技の結果は?―全日本総合馬術―

こんにちは、高橋です。

先日行われた全日本障害馬術PartⅠを以って、2016年全日本選手権の各馬術種目日本一が出揃いました。今回は総合馬術の様子をお届けします。

総合馬術は3日間で3種目を同じ馬と選手の組み合わせで競う競技です。
全日本総合馬術選手権は10月21日(金)~23日(日)に三木ホースランドパークにて開催されました。

選手権競技には根岸 淳選手とプリティーダーリンが出場、そして初優勝しました!

今回の選手権競技はCIC3*競技、総合馬術では1*(ワンスター)から4*(フォースター)まで競技レベルが分けられており、上のレベルに行くには1*から選手も馬も実績を積み上げていかなければなりません。だから3*競技に出るためには、経験と実績が必要になるんですね。

ケンタッキー・レキシントン世界馬術選手権やロンドンオリンピックを経験してきた根岸選手。
実は国内では選手権競技で勝ったことがありませんでした。
だから、今回の優勝は本当にうれしかったようです。


優勝後に根岸選手にお話しを伺いました。
-今回、優勝してのお気持ちをお聞かせください。
「選手権に出始めてから10年以上になるんですが、何度かチャンスがあった中でなかなか勝つことができませんでした。今回は優勝することができて、本当にうれしいです。

今回の優勝までに、いろいろな方にサポートしていただいたことに感謝したいし、久しぶりにコンビを組んだプリティーダーリンが頑張ってくれたことにも感謝をしたいです。

今シーズン初め、5月のCIC2*競技に出場したときは、日本に来て馬のコンディションを整えることができずクロスカントリーで失敗しましたが、7月のCIC2*競技で少しずつ調子を戻すことができました。

久しぶりのCIC3*競技で、クロスカントリーではスタミナが足りず、後半はかなり馬もバテていましたが、真面目で気持ちの強い馬だから信頼して乗ることができました。
今回、まだ、調子が万全じゃない中、プリティーダーリンはよく頑張ってくれたと思います。」


クロスカントリーでの、根岸選手とプリティーダーリンの一コマ。

-今後についてのお気持ちは?
「もちろん、世界選手権であったり、アジア大会であったり、その先には東京オリンピックもありますが、まずは、今を大事に、馬の力、自分自身の力を発揮できるよう、ステップアップしていきたいと思っています。」

根岸選手おめでとうございました。

根岸選手
表彰のときの根岸選手、笑顔が素敵です。

今回の競技の様子はこちらからご覧いただけます。

主な成績はこちらからご覧いただけます。

馬と行うスポーツ"馬術"の中の一つである総合馬術。
3日間3種目を競いあう競技で、選手と馬のコンディションを合わせていくのはなかなか大変なことだと思います。だからこそ、それが叶い、そうしたことの積み重ねが信頼関係となって実を結んだときは、感動やうれしさがあるのではないでしょうか。

そばで見ていて感じました。

次は、馬場馬術選手権についてお届けします。
競技の様子はFacebookページでもご覧いただけます。

高橋

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