アジア大会総合馬術選考会を終えて・・・

こんにちは、高橋です。

先日、第17回アジア大会馬術代表選手と馬が発表されました。
乗馬クラブクレインからは、総合馬術競技に田中 利幸選手とマーキードプレスコ、北島 隆三選手とジャストチョコレート、クラシックリアクションが代表として選出されました。


さて、先週、三木ホースランドパークで行われたCIC1*Miki2014(アジア大会総合馬術選考会)終了後、選手たちに選考会を終えてのお話をお伺いしました。
今日は、そのコメントをご紹介します。

まず、一番最初は根岸選手です。

「 」内が選手コメントです。

-3大会を終えて、一番最初の大会から何か変化はありましか?

「えーと、いや、まぁ、予想通りと言えば予想通りなんですけど、馬もすごくがんばったので、ま、こんなものかなと。ほんとうに予想通りですね、でも、全部入賞できたので、まあ、代表の人たちの常に下だったけど、常に下にいる目標は達成できたから、良かったんじゃないかと思います。」

-今後、これからのこととか、例えば馬たちとこうしていきたいとかありますか?

「うーん、難しいですね、それは。今回アジア大会が終わって、来年同じ馬に乗っている可能性はないかもしれないので、今の馬たちとは、今回の選考会までで一区切りという感じではありますね。」

-とりあえず、今シーズンが終わったという感じですか。

「そうですね、まぁ、来年は来年で始まるという感じですね、できるところで、馬と向き合ってやっていきたいです。」

-根岸選手にとって、総合馬術はどういものですか?

「えっ、どういうもの・・・うーん、やっぱり馬に乗るのが好きだから、馬場もできるし、障害もできるし、クロスカントリーも走れるし、馬に乗っていて一番楽しいですね。ひとつのことばかりではないから、いろんなことができるので。」

-若い世代にお勧めしたい感じですか?

「そうですね、やってみないとわからない面白さだから。結構危ないとか、言われるけど、実際やってみれば、その面白さはわかるし、やらなければ、絶対面白さはわからないので、機会があれば、やってみてほしいですね。」

根岸選手は3大会をシュシュートとバーリントンスターの2頭で出場していました。
3大会とも入賞している根岸選手、世界選手権やロンドンオリンピックに出場してきた経験値が、安定さにつながっていたような気がします。

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1日目馬場馬術出番直前の根岸選手とバーリントンスター、みんなでフォローします。

続いて永松選手です。

-アジア大会の選考会であった3大会を終えて、初めのころに比べて何か変化はありましたか?

「パイレーツ関しては、今回の最初の回から比べると、馬場の乗り方というか、馬の演技の仕方、見せ方というのが、わかってきた感じです。馬場のほうは、トレーニングを積んでいけば、もっと操作性が良くなっていくのではないかと思います。自分自身としては馬をどう見せれば良いか、最初のころに比べてわかってきました。」

-3大会終えてどんな気持ちですか?

「馬の能力があるだけに・・・若いという部分で操作性に少し難しいところがあるのですけど、非常にいい馬なので、成績につなげられなくて残念です。そうですね、野外は出会ったころに比べて、3大会とも、馬がよくなって安定感がありました。今後はまだまだ成長していく感じで、もっと上のクラスに出場できる能力があると思います。」

-永松選手にとって総合馬術はどういうものですか?

「そうですね、総合は馬場も出るし、障害も出るし、野外も出るんですけど、馬場だけ、障害だけというよりは、自分自身は、総合が好きというか、充実感もあるし、同じ組み合わせで3日間3種目を競う、いろいろ駆け引きもあり、作戦の組みかたもあり、馬によって変わってくるので、非常におもしろい種目だと思います。馬術の種目の中では、やっぱり総合が一番好きだなというのは実感しています。」

-まだ競技をやったことがない方に勧めるとしたら・・・

「3日間通して競うので、馬のことも良く知らなければならないし、どう変化するのかというのもそうだし、いろいろと3日間の中でドラマがある競技なので、終わって結果が出れば、受ける感動も大きいのでないかなと思います。ぜひ、みなさんにやってもらいたいです。」

永松選手はケレシン パイレーツと3大会に出場しました。クロスカントリーでは、いつも目の前をすごい勢いで走りぬけて行くのですが、不思議と安心して見ていました。日本的に言うと"うまが合う"という雰囲気でしょうか。

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クロスカントリーのコース横で、ふと下を見たら・・・マンホールのふたに"馬"の字が!

続いて北島選手です。

-一番最初、5月東京での大会のときにお話しを伺ったのですが、その頃から比べて変化はありましたか?

「ありますねー、馬との関係というか、5月のときはやっぱり必要以上に緊張していましたし、一番最初は・・・それに比べると、6月、7月と冷静に試合を運べるようには、少しずつはなってきたかなと、もちろん今回も緊張しましたけれど・・・あれがあったから、今、ちょっとは冷静に対応できるようになったのかなと思いますね。」

-馬についてはどうですか?

「前回大会と今回は一緒の競技場でしたけど、暑さの調整も必要で、基本的な馬の状態はもちろんありましたけど、回を追うごとに対応ができてきて、今回もチョコに関しては野外は少しハミを変えてみたり、ちょっとずつ変えて最善のところを徐々にいいところを見つけてこられたのではないかなとは思います。」

-北島選手にとって総合馬術はどんなものですか?

「なんですかね・・・、岩谷監督にやってみないかと誘われて、アジア大会に向けてやり始めたような感じですが、すごい可能性ですよね、小さいころから日の丸を背負いたいなと思って馬術をやってきたところはあったので、その可能性を感じる競技だと思います。

一番最初に野外を走ったのは大学生のときで、基本的に野外楽しいと思って走っています。風切りながらさーっと走っていく、クラブの中にいたら、あんだけ走っていくこともないですし、本当に今大会で失敗もしましたし、怖いところもありましたし、けどやっぱり楽しいということもありましたし、いろんな経験を積んでいけて、そういったことひっくるめて、全部のいいところを出せたらいいなと思います。」

-総合馬術の魅力は?

「この3日間を終えたときの達成感。一番大きい・・・かなと、この競技期間というか、3日間ほんとこう、気の緩むところがないというか、終わったときの「アー終わった!」という気持ちは大きいですね、もちろん予選会というのもあると思うんですど、達成感は「やった!」という感じはすごいありますね。」

-3日間でいろいろ経験しながらすべて終えるというのが、充実感があるという感じですか。

「そうですね、ひとつずつ種目が全然違いますから、全部できなければだめですし、1日目、2日目良くても最終日だめだったらダメだし、1日目良くても2日目だめだったらダメだし、1日目悪くても、2日目3日目良かったら良くなってくるし、ほんとに深い競技だと。いろんなことに対して、もっと繊細にならないと、と自分でも思うのですが・・・深い競技ですね。」

-3大会を終えての気持ちは?

「今は、とりあえず、ほっとしています。でも、まだ、スタートラインに立とうとしているところなので、これからですね。この選考会を通じて、いろいろな方の気持ちとか、思いを感じて・・・アジア大会への切符という重さを感じているので、無駄にしないように、あと2カ月ありますので、ベストな状態で迎えられるように、よりいっそう気を引き締めてやっていかなければならないと思っています。」

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コースを見に行ったら、前方に北島選手と、競技の応援に来ていた田中選手が下見をしていました(左)。総合のコースは赤い旗を右側に飛越していきます、数字は10番目の障害ということです。(右)


選手の皆さん一様に、「総合は面白い」と言います。
みなさんも機会がありましたら、3日間の"ドラマ"を見にいってみてはいかがでしょうか。
アジア大会総合馬術競技は9月24日(水)~26日(金)に行われる予定です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

高橋