馬ってどんな動物?【19】・・・馬への接し方

こんにちは、高橋です。
ちょっと涼しくなったと思ったら、また暑さが戻ってきました。残暑ってやつですね。
しかし、お天気ニュースでは秋雨前線という言葉も、これから、どんどん秋に近づいていく雰囲気です。食べ物がおいしい季節になってくるなぁ。

さて、今日は馬への接し方です。(前回は馬への近づき方でした。)
主に、乗る準備をしたり、手入れをしたり、何か治療をしたりするときは、馬を洗い場という場所につなぎます。つくなぐというのは、下の写真のように両側の柱に曳き綱(ロープの先にチェーンがついたもの)がついていて、馬の頭についている無口頭絡(むくちとうらく)のリングのところにつなぎます。
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クレイン茨城のシルクフォトグラフ、お部屋の掃除待ちです。「あちぃーなー」という声が聞こえてきそうです。

洗い場で馬に接するときに、気にすることの一つは馬の動く範囲です。
例えば、今の時期なんかは、ハエなどの虫が馬のお腹あたりに寄ってくることがありますが、馬は尻尾だけでなく、首を動かして、後ろ肢を動かして虫をはらおうとします。馬の動きを観察していると、後ろ脚を動かしたときに届くのはどこまでか、など範囲がわかってきます。


あと、馬は4本の肢で立っていますが、いつも4本の肢に体重をかけているわけではありません。どこか1本の肢を休めているときがあります。そういった場合、馬は体重をかけている肢をいきなり動かすことはありません。逆に、前肢を1本持って維持していたら、馬は動けないということです。(たまに、持っている肢に体重をかけてくる馬もいますが・・・)


また、馬は前には動きやすいですが、横や後ろには動きづらいものです。首も上下には動かしやすいですが、横に曲げるのは限界があります。
下の写真の奥にいるガネーシャは厩舎に戻りたいという気持ちを、上下に頭を振って意思表示しています。たてがみと前髪が浮いているのがわかりますでしょうか。こういう時、馬の前にいたら顔がぶつかりますが、横にいたら大丈夫です。

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手前はクランキー、「何?」とこちらに興味を示しています。


もう一つ、気にすることは馬の気持ちや雰囲気です。
例えば、ブラッシングをするとき、馬にも触られたら嫌なところがあります。お腹の下などは比較的どの馬も嫌がったりしますが、そいういう部分にブラシをかけるとき、また、はじめて接する馬にブラシをかけるとき、馬の顔の様子を見ながらブラシをかけます。

触った時に耳を伏せたら、嫌だということです。そういう時は、他の大丈夫なところと交互にブラシがけをしたりして、嫌なところがずっと続かないようにします。

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クレイン茨城のピカンテ、馬房(ばぼう)をきれいにしてもらい、きもちよさそうに寝てました。

基本的に、馬の動作には理由があります。
からだが大きい馬ですが、馬の雰囲気、動作を少しずつ理解していくことで、きっと、ベストパートナーになってくれるはずです。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。


高橋


そういえば、先日、「風立ちぬ」を見てきました、人は生まれる時代を選ぶことができない、その時を生きるしかないんだな、と感じました。馬もしかりで、人以上に時代も環境も選ぶことができない、丁寧に接していきたいです。
映画にでてきたシベリア、なんだか久しぶりに食べてみたくなりました。