馬の食事について。

草食動物である馬が、なぜ120cmの障害を飛越したり、あんなに力強く走ったりするのでしょうか?
まず、馬の食事の回数ですが、当乗馬センターでは、1日に4回食事をしています。
朝の5時・11時・16時・22時が主な食事時間です。
センターが休みの日は馬も休みなので、食事の回数・量とも少なくなります。

馬の食べる飼料について少し見てみましょう。

チモシー

イネ科の多年草
繊維が多く馬の嗜好性は良い。
1年中均質の栄養価のものが収穫できる。

アルファルファ

マメ科の多年草。
カルシウム・ビタミンが豊富で、馬によるがチモシーより更に嗜好性が高く、栄養価もチモシーに比べると高い。
夏には紫色の花をつけるので、和名は、ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥やし)と言う。
たんぱく質・カルシウムが豊富に含まれている。
マメ科牧草はイネ科牧草に比べて、粗タンパク質含量が2~3 倍、カルシウム含量が2~3 倍であるなどの特徴がある

ヘイキューブ

アルファルファを原料として、キューブ状に押し固めた飼料。

ペレット

各種の栄養素を配合して固形化した飼料。
栄養価が均質で、消化管内の通過も良い。

ちなみに、
ジュネス号の給餌量は

  チモシー アルファルファ ヘイキューブ ペレット
2 0 0 0.5
1.5 1.5 0 1
1.5 1.5 0 1
2 0 0 0

ジュエル号の給餌量は

  チモシー アルファルファ ヘイキューブ ペレット
2 0 0 0.5
1 1.5 0 1
1 1.5 0 1
2 0 0 0

 以上が主な飼料ですが、馬の体調や状態に合わせて随時変更をしています。
そのほかにも、飼料添加物をあげて、ビタミン・ミネラルなど不足分を補う栄養素を給餌しています。


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