大会出場は勝つためだけじゃない?もう一つの目的とは...

大会出場は勝つためだけじゃない?もう一つの目的とは...

こんにちは、障害馬術取材チームです。

前回に続き、東関東ホースパークで行われた
「第21回東関東馬術大会」についてお届けします。

今大会の中障害D(公認)に徳田成朗選手は
グッドセンスとじゃじゃ丸、ジャイアントリープという3頭の馬と出場していました。

グッドセンス?
ジャイアントリープ?

これまでの取材では聞いたことのない名前、見たことのない馬...。

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※写真:グッドセンス(左)、ジャイアントリープ(右)


そこで、徳田選手にインタビュー!

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※写真:徳田選手(なぜか後姿) 

取材チーム:「今日初めてグッドセンスとジャイアントリープを見た気がするのですが?」
徳田選手:「どちらの馬も競馬から馬術に転向してきた馬で調教し始めの新馬です。
まだ3か月目くらいで、大会もまだそんなに出ていません。」

それで納得!

徳田選手がグッドセンスとの競技終了直後に
「(大会中の)三日間でだいぶ良くなってきた」と言っていたのは
調教中だったからなのですね。

各事業所での調教はもちろん、こういった大会への出場を通し
障害馬術の馬として経験を積んでいくのだそうです。

ちなみに、クレインには競走馬出身の馬がたくさんいます。
G1出走経験のある馬もいるんですよ。
ご興味のある方は、事業所別の元競走馬一覧も是非ご覧ください!

クレインで出会える元競走馬

そんなお話をお聞きしていると
競技を終えた「CRNエンデバー」が洗い場に登場★

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※写真:徳田選手と競技に出場中のCRNエンデバー

CRNエンデバーは馬術界でとても有名なグッケンハイム(父)と
クレインの中野善弘選手のパートナー馬であったハーバークルージング(母)を両親に持つ
北海道生まれの牡馬。

馬の世界では血統がとても重視されますが、クレインでも
グッケンハイムとハーバークルージングの血を受け継ぐ子孫を残そうとしました。

しかし、CRNエンデバーの前後に誕生した子供は
死産・流産で亡くなってしまい、唯一2頭の血を受け継ぐ子供として成長したのが
CRNエンデバーでした。

4歳の時に北海道の放牧生活から引き揚げ、東武にやってきたCRNエンデバーは
徳田さんのパートナーになり、みんなの期待に応えるかのようにメキメキと成長しています。

今では、グレナディール(※)のマスコット的存在として皆に可愛がられ
愛されキャラのポジションを確固たるものにしているそうです♪
※馬術競技に出る乗馬クラブクレインの代表選手

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※写真:洗い場でのCRNエンデバー

さて、次回はCRNエンデバーの洗い場での様子をお届けしながら
グルームのお仕事を紹介します。

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