2014年うま年はどんな年でしたか?

2014年うま年はどんな年でしたか?

こんにちは、高橋です。
早いもので2014年うま年も、のこり1カ月です。
あぁ、うま年の次はひつじ年か~と思いながら、こんな写真を見つけました。
なかなか、すごいです・・・

さて、2014年を振り返ってみると・・・
今年のブログアクセスランキングは、うま年のはじまり、お正月と9月21日~26日アジア大会記事に集中しております。

2014年は1月1日からうま年イベントや番組撮影に協力したりと慌ただしいお正月でした。
もう、ずい分昔のことのように感じます。

そして、9月に韓国の仁川でアジア大会がありました。
日本チームは馬場馬術、総合馬術、障害馬術でメダルを取りました!おめでとうございます!
実は、今年のブログアクセスランキング1位は9月26日です。
この日はアジア大会総合馬術最終日、障害馬術競技が行われていた日でした。
乗馬クラブクレインからも田中 利幸選手と北島 隆三選手が出場していました。
(総合馬術は1日目馬場馬術、2日目クロスカントリー、3日目障害馬術と3日間を同じ選手と馬の組み合せで競い合います。)

実は、私も仁川へ応援しに行ってまいりました。
少し、その時の様子を、今日は振りかえりたいと思います。

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馬術競技場です。開始前は少し曇り空で、前日に比べ過ごしやすい日でした。

総合馬術3日目、障害競技の開始は13時から、12時過ぎ、いよいよ下見が始まります。
「あっ、赤いジャケットが日本だ!」とここではじめて正装した日本選手たちを見ました。
(障害馬術は予め走るコースを歩いて下見を行います。下見では馬と障害を飛ぶ時に、どこに気を付けたらいいか、どのくらいのペースでいくかなどを予習します。)
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前日、選手、監督、コーチたちが話している場に居合わせることが出来ました。

2日目クロスカントリーのコースを回っていた時、コース脇からの日本の応援が力になったと言っていた楠木 貴成選手。
障害を無事通過していくと応援している方々の歓声が上がっていたのですが・・・コース終盤、目の前を通過していった楠木選手は逆に自ら声をあげて通過して行きました。
「ちょっとしんどいなと思っても、応援が見えるとがばらなきゃなと思って、あと、コンビネーションと最終障害だけだったので、応援に応えたいと思って、とっさに声がでました。」と、最終日はきっとうまくいくと話していました。

チームの中でファーストライダーを務めた佐藤 泰選手。
ファーストライダーという立場で、クロスカントリー競技の朝、とても緊張していたそうです。けど、みんなからの「Good luck」という言葉に勇気づけられたと言っていました。
コーチのアンジェラ氏は「あなたが一番にふさわしいと思ったから、一番だったのよ。」と、そして監督のバリー氏は「あなたがハートが強いから任せたけど、そうじゃなかったら自分が行っていたよ。」と信頼の言葉をかけていました。

「You!」とその直後にバリー氏に指摘された北島 隆三選手。
というのもクロスカントリーで4秒タイムオーバーし減点が1.6だったからです。「何をしていたんだ!」とバリー氏。
「いい流れを作ってもらったのに、ゼロで帰ってこれなかったのが申し訳ないです。コースは冷静に丁寧に回れました。明日はゼロでがんばります!」最終日への意気込みを語っていました。
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2日目クロスカントリー競技前、何度も下見をしていた田中選手(左)と北島選手(右)

チームのラストライダーだった田中 利幸選手。
「3人がちゃんとゴール切ってくれてプレッシャーはあったけどちゃんと自分に集中できました。
イギリスでいろんなコースを経験していたので、今回のコースは自信を持って回ることができたと思います。イギリスで経験を積んでいてよかった。」と、イギリスでの経験が大きな力になったようです。
コーチのアンジェラ氏曰く、「マーキーはあなたのことが好きなんじゃない。」と。人と馬の仲の良さ!?が競技に表れていたのでしょうか。
「明日ですね・・明日が一番緊張します。」と語っていた田中選手。
聞いているこっちもドキドキしてきます。

そして、13時、総合馬術最後の競技が始まります。

観客席には各国の応援団がつめかけていました。
クリアラウンド(減点0で完走)すると拍手と歓声があがります。
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前日の宣言通り、減点0で完走した北島選手とジャストチョコレート。日本チームは楠木選手とフェアバンクスカーゴも減点0で帰ってきました!

一人一人障害を飛んでいく、その瞬間が、時間がとまったように思いだされます。
その時、会場を見守っていたみんなの意識と一緒に・・・

シーンと静まり返った会場、応援している人の視線は選手に集中します。
私は観客席にいたのですが、周りにいる応援している側の緊張感を感じました。
コースを走行している間、みんな息を凝らして見つめています。そして、ゴールを切った瞬間に声があがります。

そして、日本チームは・・・
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総合馬術は団体で銀メダルを獲得しました。

前日、加藤コーチが「明日、自分の全てを出して終れれば良いと思います。ベストパフォーマンスと笑顔で!」と語っていた通りになったのではないでしょうか。

2014年アクセス数1位だったアジア大会の1日をお届けしました。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。


高橋

今月末は11月28日~30日「第66回全日本馬場馬術大会2014 PartⅠ」、
12月4日~7日には「GROHE CUP 第66回全日本障害馬術大会2014 Part I」が開催されます。
お時間のある方は、ぜひ見に行ってみてください。
詳細は日本馬術連盟サイトをご覧ください。

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