第17回アジア大会便り ~障害馬術個人 個人で銀・銅メダル獲得!~

第17回アジア大会便り ~障害馬術個人 個人で銀・銅メダル獲得!~

【アジア大会便り vol.27】

昨日は競技の最終日、障害の個人戦が行われました。

前の日に降った雨で馬場状態が悪く、
当初の開始時間から1時間半遅れての開始となりました。

午前中は第1ラウンド。
日本は林、平尾、杉谷の3選手が出場。

ほとんどの選手が減点「0」か「4」という激戦の中、
平尾、杉谷両選手が見事、減点0で第2ラウンドへ駒を進めました。

第2ラウンドは障害の数は減ったものの、160cmの障害が多くなり、
見応え十分なコースとなりました。

そんな「ごっつい」障害でしたので、なかなか減点「0」の選手が出ません。
減点選手が続く中で、我ら日本選手の1番手、平尾選手。
見事に減点0!!

その後、サウジアラビアの選手が満点走行で、
2名の減点0で迎えた、最終走行の杉谷選手。
すばらしい走行でしたが、な、なんと最終障害で痛恨の1落下...

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結果、銅メダルをかけて減点4の選手8名、
金メダルをかけて2名の選手のジャンプオフ(優勝決定戦)となりました。

当然ですが、全ての選手、走ります。
こんなに走って、あんな高い障害飛べるのだろうかというくらい。
でも、落とさないんですよね。

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不謹慎な言い方ですが、見ている方としては、
落としてくれて少しでも日本選手に有利になることを願ってしまうんですが。

3位決定戦の最後に出場した杉谷選手。
見事に減点0、タイムも一番早く、銅メダル確定です。

優勝決定戦は、先に走行したサウジアラビアの選手が
減点0でなかなかのタイムで帰ってきてしまいました。
プレッシャーのかかる平尾選手。

残念ながら1落下で銀メダルとなりました。

しかし、障害個人のメダルは10数年ぶりと言っていましたので、快挙だと思います。
上位の3選手は、全員、世界選手権からそのままアジア大会へ参加したとのことです。

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当然、夜は祝勝会!! (毎晩、遊んでいる訳ではありませんので悪しからず)

全ての競技日程が終了しました。
選手、馬達の最高のパフォーマンスを間近で見れたことは、
すばらしい経験となりました。

選手、馬、グルーム、役員、サポートしていただいた全ての方々、
お疲れさまでした。

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また、最後まで応援して下さった皆様、大変ありがとうございます。

しかし...私のアジア大会は、まだ終わりません...


古川 雅樹

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