障害馬術監督 中野善弘 第2回ユースオリンピック(南京)便り

障害馬術監督 中野善弘 第2回ユースオリンピック(南京)便り

今年の甲子園(高校野球)は地元、大阪桐蔭が熱戦を制し優勝しました。

暑く短い夏に躍動する選手たちに感動した日々も終わり、
そろそろ秋を迎え入れる準備も本格的になりそうな日和です。

さて、この季節「躍動」出来るのは高校生を中心にしたユース世代だけなのでしょうか?

やはり、大人には夏は辛過ぎるのか・・・という理由ではないのでしょうが
14歳~18歳までのアスリートが集う『第2回ユースオリンピック』が中国の南京で8月14日~28日の会期で開催され、本日で閉幕となります。

メダルを取ると少しスポーツニュースでも取り上げられますが、
実は、このユースオリンピックに乗馬クラブクレインから馬術チームの監督として
中野善弘が参加しました。

今回は、中野監督から届いた現地の生情報、開会式や競技会(障害飛越個人・障害飛越大陸別団体競技)の様子を、ご紹介します。

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豪華な外装ですが、各部屋にはTVも冷蔵庫も付いていないそうです。

16日に行われた開会式には約213の国と地域から約6,000人の選手が集まり、
習近平国家主席、IOC会長のバッハ氏、日本からは森元総理、竹田JOC会長も出席し、
それそれは盛大で優雅に、夏季、冬季オリンピックと何ら変わらない式典となりました。
(*ちなみに、中野は選手や監督としてオリンピックを何度も経験しております。)

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開会式後の夜の選手村

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大会マスコットキャラクターのレレ

馬術競技は6つの大陸別に(5名編成の)チームを組んで競う団体戦と個人戦が行われました。
※競技結果はコチラ⇒公式成績の閲覧は、YOGオフィシャルサイト(外部リンク)から

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馬術競技施設も本当に豪華な設備で、冷房完備の屋内競技場には華やかな障害が並びました。

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抽選の結果、日本チームの馬となった「 LASINO 」
(※30頭の馬は全てヨーロッパ産です。)

残念ながら成績はヨーロッパとの経験の差を見せつけられた結果となってしまいました。

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今回、参加したヨーロッパをはじめとするの他国の選手は通常H140~H150cmクラスの
競技会を飛んでいる選手が多いなど、東京オリンピックに向け、選手の育成方法や
競技会のレベルなど日本の課題を改めて肌で感じることができ、
非常に素晴らしい経験となりました。

異文化交流ブース.jpg
異文化交流ブース

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選手間交流

以上、現地からのホットな便りでした。

この後、中野監督は、中国(南京)からフランス(ノルマンディー)へ移動します。
次なる地では、4年に一度開かれる馬術の祭典【世界馬術選手権大会(WEG)】が開催されます。

また、便りが届きましたらご紹介させていただきます。
皆様、ご期待ください。


多胡

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