イギリスからメッセージが届きました!

こんにちは、高橋です。
梅雨が明け、夏本番です!
クレイン茨城の猫たちもでろ~んとした感じで寝転がっています。
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この写真の中に一匹、どこにいる?

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一番手前のステップの下にジローが!脚だけ見えていました。猫の暑さ対策は・・じっとしている。だそうです。


さて、今回はイギリスでトレーニングをしているお二人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。(実は、クレインでは海外でトレーニングを積んでいる選手もいます。)

現在、イギリスでは田中 利幸選手と弓良 隆行選手が、アンジェラ氏のもと総合馬術のトレーニングを積んでいます。今後少しずつですが、イギリスでの様子をお届けしていきたいと思います。

以下、田中 利幸選手からのメッセージです。
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こんにちは、田中 利幸です。
現在、私はロンドンから車で1時間半のところにある、Tetburyというところで、仁川アジア競技大会に出場するべく総合馬術のトレーニングを積んでいます。
イギリスでトレーニングをはじめて3年になります。
イギリスの生活に慣れ、とても過ごしやすいです。
パートナーの馬はロンドンオリンピックで騎乗したマーキードプレスコ(通称マーキー)です。

<マーキーのプロフィール>
品種:セルフランセ、性別:セン、年齢:14、出生地:フランス
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マーキーと組んで、4年ですが、アジア選考対象競技(3つの大会)、すべて良い結果で終えました。
大会を重ねるにつれ、新たな課題など見つかり、本戦に向け、日々のトレーニングで調整をしています。

毎日のトレーニングは、7時から始まり、トレーナーのアンジェラ氏に見てもらいながら進めていきます。
マーキーはとても経験のある馬で、常に良い状態を保つことを心がけています。
馬は、良い状態を保つことや競技に向け、ベストな状態に持っていくことがとても難しいです。
アジア大会でベストな状態に持っていけるよう、アンジェラ氏と相談しながら本戦までに3つほど調整を兼ねた競技に出場していきます。

今後はトレーニングの様子を少しずつお届けできればと思います。
よろしくお願いいたします。


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続いて、弓良(ゆみら) 隆行選手からのメッセージです。
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はじめまして、弓良 隆行です。
3年前からイギリスで総合馬術のトレーニングをしています。

イギリスでは馬術はメジャーなスポーツですが、その中でも総合馬術は特に人気があり、トレーニングをするには最高の環境が整っています。
競技会シーズンは3月~10月で、毎週国内の何処かで、4から5つの競技会が開催されています。(日本では年10回もありません。)
その為、世界の多くのトップライダーがイギリスにベースを置いてトレーニングをしています。
小さな競技会でさえ、トップライダーが見られるので、とても良い刺激になります。

今年の目標は8月にフランスで行われる世界選手権です。
(4年に1回開かれる馬術界のワールドカップのような大会です。)
その後は、リオデジャネイロ、東京オリンピックを目指して活動していきます。

世界選手権を目標にしているパートナーは、ラティーナ43(12歳、ドイツ生まれのハノーバー)。
普段は"バンビ"って呼んでいます。
この子にはロンドンオリンピックを経験させてもらいました。
女の子なのに、とにかく気が強くコントロールするのが大変ですが、総合馬術のメインになるクロスカントリーでは、この勇敢さがとても頼りになり、助けられています。

もう一頭のパートナーは、ポーチャーズホープ(8歳、イギリス生まれのアイリッシュスポーツホース)。
去年からコンビを組み、地道にレベルアップしています。
性格はバンビとまったく逆で、おっとりタイプです。
私の性格に似ているので、人馬共に、トレーナーに「シャキッとしろ!!」とよく言われます。

まずは、初回なので簡単な自己紹介ですが、これから少しずつイギリスでのトレーニングなどをお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


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Tetburyはイギリスのコッツウォルズでは比較的大きな村で、古き良き景色が残るカントリーサイドです。こんなところなら、馬も人もゆったりした環境の中で、トレーニングに集中できるかもしれませんね。今後のたよりが楽しみです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
日本の夏、夕暮れ時のヒグラシの鳴き声も涼やかでいいですよね。

クレイン茨城の周りには、木がたくさんあり、少し歩くと里山が広がっています。


高橋

アジア大会総合馬術選考会を終えて・・・

こんにちは、高橋です。

先日、第17回アジア大会馬術代表選手と馬が発表されました。
乗馬クラブクレインからは、総合馬術競技に田中 利幸選手とマーキードプレスコ、北島 隆三選手とジャストチョコレート、クラシックリアクションが代表として選出されました。


さて、先週、三木ホースランドパークで行われたCIC1*Miki2014(アジア大会総合馬術選考会)終了後、選手たちに選考会を終えてのお話をお伺いしました。
今日は、そのコメントをご紹介します。

まず、一番最初は根岸選手です。

「 」内が選手コメントです。

-3大会を終えて、一番最初の大会から何か変化はありましか?

「えーと、いや、まぁ、予想通りと言えば予想通りなんですけど、馬もすごくがんばったので、ま、こんなものかなと。ほんとうに予想通りですね、でも、全部入賞できたので、まあ、代表の人たちの常に下だったけど、常に下にいる目標は達成できたから、良かったんじゃないかと思います。」

-今後、これからのこととか、例えば馬たちとこうしていきたいとかありますか?

「うーん、難しいですね、それは。今回アジア大会が終わって、来年同じ馬に乗っている可能性はないかもしれないので、今の馬たちとは、今回の選考会までで一区切りという感じではありますね。」

-とりあえず、今シーズンが終わったという感じですか。

「そうですね、まぁ、来年は来年で始まるという感じですね、できるところで、馬と向き合ってやっていきたいです。」

-根岸選手にとって、総合馬術はどういものですか?

「えっ、どういうもの・・・うーん、やっぱり馬に乗るのが好きだから、馬場もできるし、障害もできるし、クロスカントリーも走れるし、馬に乗っていて一番楽しいですね。ひとつのことばかりではないから、いろんなことができるので。」

-若い世代にお勧めしたい感じですか?

「そうですね、やってみないとわからない面白さだから。結構危ないとか、言われるけど、実際やってみれば、その面白さはわかるし、やらなければ、絶対面白さはわからないので、機会があれば、やってみてほしいですね。」

根岸選手は3大会をシュシュートとバーリントンスターの2頭で出場していました。
3大会とも入賞している根岸選手、世界選手権やロンドンオリンピックに出場してきた経験値が、安定さにつながっていたような気がします。

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1日目馬場馬術出番直前の根岸選手とバーリントンスター、みんなでフォローします。

続いて永松選手です。

-アジア大会の選考会であった3大会を終えて、初めのころに比べて何か変化はありましたか?

「パイレーツ関しては、今回の最初の回から比べると、馬場の乗り方というか、馬の演技の仕方、見せ方というのが、わかってきた感じです。馬場のほうは、トレーニングを積んでいけば、もっと操作性が良くなっていくのではないかと思います。自分自身としては馬をどう見せれば良いか、最初のころに比べてわかってきました。」

-3大会終えてどんな気持ちですか?

「馬の能力があるだけに・・・若いという部分で操作性に少し難しいところがあるのですけど、非常にいい馬なので、成績につなげられなくて残念です。そうですね、野外は出会ったころに比べて、3大会とも、馬がよくなって安定感がありました。今後はまだまだ成長していく感じで、もっと上のクラスに出場できる能力があると思います。」

-永松選手にとって総合馬術はどういうものですか?

「そうですね、総合は馬場も出るし、障害も出るし、野外も出るんですけど、馬場だけ、障害だけというよりは、自分自身は、総合が好きというか、充実感もあるし、同じ組み合わせで3日間3種目を競う、いろいろ駆け引きもあり、作戦の組みかたもあり、馬によって変わってくるので、非常におもしろい種目だと思います。馬術の種目の中では、やっぱり総合が一番好きだなというのは実感しています。」

-まだ競技をやったことがない方に勧めるとしたら・・・

「3日間通して競うので、馬のことも良く知らなければならないし、どう変化するのかというのもそうだし、いろいろと3日間の中でドラマがある競技なので、終わって結果が出れば、受ける感動も大きいのでないかなと思います。ぜひ、みなさんにやってもらいたいです。」

永松選手はケレシン パイレーツと3大会に出場しました。クロスカントリーでは、いつも目の前をすごい勢いで走りぬけて行くのですが、不思議と安心して見ていました。日本的に言うと"うまが合う"という雰囲気でしょうか。

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クロスカントリーのコース横で、ふと下を見たら・・・マンホールのふたに"馬"の字が!

続いて北島選手です。

-一番最初、5月東京での大会のときにお話しを伺ったのですが、その頃から比べて変化はありましたか?

「ありますねー、馬との関係というか、5月のときはやっぱり必要以上に緊張していましたし、一番最初は・・・それに比べると、6月、7月と冷静に試合を運べるようには、少しずつはなってきたかなと、もちろん今回も緊張しましたけれど・・・あれがあったから、今、ちょっとは冷静に対応できるようになったのかなと思いますね。」

-馬についてはどうですか?

「前回大会と今回は一緒の競技場でしたけど、暑さの調整も必要で、基本的な馬の状態はもちろんありましたけど、回を追うごとに対応ができてきて、今回もチョコに関しては野外は少しハミを変えてみたり、ちょっとずつ変えて最善のところを徐々にいいところを見つけてこられたのではないかなとは思います。」

-北島選手にとって総合馬術はどんなものですか?

「なんですかね・・・、岩谷監督にやってみないかと誘われて、アジア大会に向けてやり始めたような感じですが、すごい可能性ですよね、小さいころから日の丸を背負いたいなと思って馬術をやってきたところはあったので、その可能性を感じる競技だと思います。

一番最初に野外を走ったのは大学生のときで、基本的に野外楽しいと思って走っています。風切りながらさーっと走っていく、クラブの中にいたら、あんだけ走っていくこともないですし、本当に今大会で失敗もしましたし、怖いところもありましたし、けどやっぱり楽しいということもありましたし、いろんな経験を積んでいけて、そういったことひっくるめて、全部のいいところを出せたらいいなと思います。」

-総合馬術の魅力は?

「この3日間を終えたときの達成感。一番大きい・・・かなと、この競技期間というか、3日間ほんとこう、気の緩むところがないというか、終わったときの「アー終わった!」という気持ちは大きいですね、もちろん予選会というのもあると思うんですど、達成感は「やった!」という感じはすごいありますね。」

-3日間でいろいろ経験しながらすべて終えるというのが、充実感があるという感じですか。

「そうですね、ひとつずつ種目が全然違いますから、全部できなければだめですし、1日目、2日目良くても最終日だめだったらダメだし、1日目良くても2日目だめだったらダメだし、1日目悪くても、2日目3日目良かったら良くなってくるし、ほんとに深い競技だと。いろんなことに対して、もっと繊細にならないと、と自分でも思うのですが・・・深い競技ですね。」

-3大会を終えての気持ちは?

「今は、とりあえず、ほっとしています。でも、まだ、スタートラインに立とうとしているところなので、これからですね。この選考会を通じて、いろいろな方の気持ちとか、思いを感じて・・・アジア大会への切符という重さを感じているので、無駄にしないように、あと2カ月ありますので、ベストな状態で迎えられるように、よりいっそう気を引き締めてやっていかなければならないと思っています。」

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コースを見に行ったら、前方に北島選手と、競技の応援に来ていた田中選手が下見をしていました(左)。総合のコースは赤い旗を右側に飛越していきます、数字は10番目の障害ということです。(右)


選手の皆さん一様に、「総合は面白い」と言います。
みなさんも機会がありましたら、3日間の"ドラマ"を見にいってみてはいかがでしょうか。
アジア大会総合馬術競技は9月24日(水)~26日(金)に行われる予定です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

高橋

CIC1*Miki2014・・・アジア大会総合馬術選考会3日目

こんにちは、高橋です。
今日は、第44回全日本総合馬大会、CIC1*Miki2014の3日目をお届けします。
アジア大会総合馬術の選考競技会でもあるCIC1*Miki2014の結果は・・・

2位北島選手とクラシックリアクション、3位同じく北島選手とジャストチョコレート、5位根岸選手とシュシュート、6位根岸選手とバーリントンスターが入賞しました。

この日、朝は7:30からのホースインスペクション(馬体検査)に向けて、馬の調子を見るところからはじまりました。

馬の横に立ち、馬と一緒に走り、馬の歩様(ほよう)を見ます。

横にいた佐藤装蹄師が厩舎にもどる馬、デラーゴの姿をじっと見つめていました。
聞くと、デラーゴの装蹄をしたので、肢の運び方を見ていたとのこと。
馬の動きと装蹄は、とても重要な関連性を持っているんですね。
※装蹄(そうてい)とは、馬の蹄を削り、形を整えることです。形を整えることにより肢を着き方が変わり、走り方が変わることになります。

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ホースインスペクションの順番を待つ北島選手

そして、9:00から3日目障害馬術がスタートしました。


2位北島選手とクラシックリアクション


3位北島選手とジャストチョコレート


5位根岸選手とシュシュート


6位根岸選手とバーリントンスター


7位永松選手とケレシン パイレーツおしくも入賞を逃しました。(6位までが入賞になります。)

この結果、北島選手がアジア大会総合馬術選手として有力候補となりました。

また、今回は第44回全日本総合馬術選手権がメインの大会だったのですが、選手権ならではの独特の雰囲気で、違った緊張感が会場全体にありました。
1位がJRA馬事公苑の伊藤昌展選手だったのですが、ゴールを切ったあとはガッツポーズで、競技の様子を見ていた、みなさんから拍手とおめでとうという言葉をかけられていました。
北島選手とデラーゴは4位でした。


アジア大会総合馬術競技の選考会として、今回が最後の大会でしたので、選手のみなさんにコメントをいただきました。それは次回に・・・。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

高橋

CIC1*Miki2014・・・アジア大会総合馬術選考会2日目

こんにちは、高橋です。
本日行われた第44回全日本総合馬術選手権、CIC1*Miki2014の2日目クロスカントリーの様子をお届けします。

過去何回か掲載してきましたが、"クロスカントリー"といえば何か?みなさん覚えていただけましたでしょうか。主に、総合馬術競技の2日目に行われる競技で自然の中に設置された障害をかなりなスピードで飛んでいく・・・簡単に言うと、そんな競技です。


さて、アジア大会総合馬術選考会最終、2日目を終えての成績は・・・

2位北島選手とクラシックリアクション。

3位北島選手とジャストチョコレート

5位永松選手とケレシン パイレーツ

6位根岸選手とシュシュート

7位根岸選手とバーリントンスター

選手たちの走行を一挙、ご紹介しました。
馬術に関してはどの競技もそうなのかもしれませんが、やはり、目の前で見る迫力はなかなか伝えきれません。

選手のみなさんを撮影していたとき、ちょうど、3歳の男の子を連れたファミリーが通りかかりました。目の前を走りぬけて行った馬をはじめて見て、その男の子が「うま、すごぉーい。」とおもわず声が出てしまった感じでした。

何にも勝る"集中力"。
馬への、競技への集中力は素晴らしいです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

高橋

CIC1*Miki2014・・・アジア大会総合馬術選考会

こんにちは、高橋です。
本日、7月11日から兵庫県三木ホースランドパークにて、第44回全日本総合馬術選手権とアジア大会総合馬術選考会となるCIC1*Miki2014が行われています。

総合馬術競技は3日間、馬場馬術競技、クロスカントリー、障害馬術競技と同一人馬で競い合う競技です。本日は1日馬場馬術競技が行われました。
その模様をお届けします。

CIC1*Miki2014に出場しているのは、
根岸 淳選手とシュシュート、バーリントンスターの2頭、そして北島 隆三選手とジャストチョコレート、クラシックリアクションの2頭、永松 敬一郎選手とケレシンパイレーツです。

馬場馬術を終えて、2位につけているのは北島選手とジャストチョコレートです。
今回は馬場馬術の演技を撮影しておりますので、動画でご覧ください。

そして、根岸選手とシュシュートは5位です。

後ろで聞こえる声は、次の出番だった北島選手とジャストチョコレートをアドバイスしている岩谷監督の声です。

永松選手とケレシンパイレーツは?

6位でした。

全日本総合馬術選手権では北島選手とデラーゴが馬場馬術を終わって1位です。

明日はいよいよ迫力あるクロスカントリーです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

改めて、台風が去った暑い中、選手の集中力には感服します。

高橋

馬とのパートナーシップを育てる

こんにちは、高橋です。

さて、先日はCCI1*Miki2014の模様をお伝えしましたが、少しその舞台裏をお届けします。
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クロスカントリーでゴールした後は、徐々にスピードを落としクールダウンします。走り終わったあとの平永選手とアイリッシュブルー、トレーニングクラスで3位でした。

時々、このブログでも書きますが、馬に乗るということは、ことばを話さない馬とコミュニケーションを取るということです。ただ、目の前で繰り広げられる総合馬術を見ていると、私の考えているコミュニケーションとは次元が違います!

いったい、どうやって馬と深い信頼関係を築いているのか?
実際にクロスカントリーを走っている姿を見ると、とても不思議に思います。

いろいろとお話を聞くと、そこには繰り返し経験することと、経験を積んだ馬、経験を積んだ指導者が必要なんだと感じました。

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27年振りに再会した阿部氏(左)とイギリスでトレーナーをしているアンジェラ氏(中央)、今大会審判をつとめたバリー氏の招聘で、若手選手育成のため来日しました。
かつてイギリスで総合馬術のトレーニングを積んでいた阿部氏と久しぶりの再会、話すことはやはり馬の話(その当時の)です。

繰り返し経験すること、それは毎日の小さな積み重ねが大切だと岩谷監督は言います。
馬と人が自信を持って、その障害を飛べるようになるまで・・・例えば、水に入ることが苦手なのであれば、水たまりくらいの小さいものを毎日歩くようにします。慣れてきたら、徐々に大きいものに、水に入る経験を積んでいきます。

そして、トレーニングの時に大切なことは馬にいやな感情を抱かせないことです。
馬は記憶力の良い動物です。一度、いやな思いや怖い思いをすると、自信を失い、障害に向かう気がなくなったり、苦手意識ができたりします。
馬が成長するには、沈静が保たれた状態で段階的に行うのが良いといわれます。
時には時間がかかることもあるかもしれませんが、あせってはいけない、ということなんですね。


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競技が終わったあとに馬の脚を冷やしています。選手たちを見ているとパートナーである馬がまず1番に扱われています。人間は後回しです・・・

馬との信頼関係を築くためにトレーニングを積むには、先輩馬と経験のある指導者の力も必要です。
馬は自然の中では群れを形成する動物ですから、前の馬についていこうとする習性があります。
その習性を利用して、最初は、経験のある馬についていく感じで、トレーニングすることも一つの方法です。

経験のある指導者は、トレーニングをするにあたり馬がどのように感じて、次にどのようなトレーニングをすればよいか、問題は何で起きているのか、クロスカントリーのコースを走るにあたり、どのような判断をすればよいかなど、経験が豊富です。
そういったアドバイスは選手にとっては、とても心強いものなのではないでしょうか。

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馬術競技は選手と馬だけではありません。馬の蹄を調整する装蹄師さんや馬の体の具合を診る獣医さん、そして馬の世話をするグルームと呼ばれる人、チームの力が必要です。


クロスカントリーでは馬自身が馬の判断で見極め、必要な修正をできる馬を「5本目の肢を持った馬」と言います。
まさか、そんな、馬が自分で判断するなんて・・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「5本目の肢」はトレーニングで鍛えられるようです。それは馬の可能性を引き出すことにもつながります。だからこそ、強いパートナーシップを築くことができるのです。
(William Micklem著ホースライディングマニュアル参照)

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平井選手とバンケッター、トレーニングクラスで2位でした。馬の耳がピンと前を向き集中していることが感じられます。

次回、7月11日(金)~13日(日)三木ホースランドパークで開催されるCIC1*Miki2014がアジア大会総合馬術選考会の最終となります。
また、様子をお届けします。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
お時間のある方は、ぜひ応援に来てください。


高橋