乗馬をするならこだわりたい道具、拍車・鞭

こんにちは、高橋です。
夕暮れ時になると、クレイン茨城の周りにある森からは虫たちの声が聞こえてきます。
風情のある感じ・・・ではなく、虫たちの大合唱です。「おぉ、秋が来た!」というにぎやかな声です。

私がわかるのは、すずむしの「リーンリーンリーン」という音とコオロギの鳴く音ですが、あきらかにそれ以上の虫たちが生息しています。そういえば、ウマオイという鳴く虫もいるようです。
そんな音に耳を傾けていると、こどもの頃に歌った"虫のこえ"という唱歌を思い出します。

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さて、今日は拍車・鞭のご紹介です。
ヘルメットブーツは以前のブログをご覧ください。)
馬とのコミュニケーションは、基本的に声、脚、手綱を握る拳、鞍への座り方(騎座といいます)、体重のかけ方など、人が合図を送ることになります。拍車や鞭など人工的な道具を使った合図は、馬への脚の合図を理解してもらうための道具として必要なときだけ使います。


拍車は"拍車をかける"という言葉がありますが、まさにその通りで、馬に進む合図を脚で送る際の補強になります。
拍車を使う時は、少しつま先を開いてかかとを馬のお腹に寄せます。もちろん、使わない時は拍車があたらないように脚の位置に気をつけます。

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拍車はかかとにベルトで固定して使います。写真の拍車は先端が丸くなっており、初心者向けです。
最近ではとてもカラフルでおしゃれな拍車もあります。選ぶのが楽しくなりますね。カラフルなJIN拍車(※終了しました)(jinstirrup社サイト)


次は鞭です。
鞭というと、少し痛そうなイメージがあるかもしれませんが、どちらかというと"たたく"というよりは"ふれる"、"音を出す"という役割になります。

鞭には短鞭と長鞭があり、それぞれ使い方が異なります。
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実際に私が使っているものです。上が短鞭、下が長鞭です。

使わない時は、脚の太もものあたりに置いておき、使う時にサッと手首を動かします。
短鞭は先が袋状になっていて、音が出やすくなっています。「パンッ」と音を出すことで馬が騎乗者に注意を向けるよう促します。
長鞭は先にひも状のものがついており、合図をする脚のあたりまで届き、馬に合図の理解を促します。


最近ではおしゃれな鞭も出ています。
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馬もそれぞれですから、道具は馬によって使い分けます。
まずは、自分が乗る馬がどんな馬なのか、インストラクターなどに教えてもらいながら、コミュニケーションをとるための補助として使用していくのがよいです。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

高橋

秋は馬術競技開催シーズンです!

こんにちは、高橋です。
いよいよ、9月7日(日本時間は8日早朝)にブエノスアイレスで行われるIOC総会で、2020年オリンピック開催都市が決まります。ドキドキ!

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秋になると地元の田んぼを思い出します。一面黄金色でとんぼが飛んでいて・・独特の秋の香りがありました。


もう、ロンドンオリンピックが1年前の感動とは・・ついこの間のような気がしてなりません。なんだか、感動とかうれしいこととか、時が経っても鮮明に記憶に残っているものなんだなと思います。(ロンドンオリンピック馬術競技は以前のブログをご覧ください。)

さて、オリンピックつながりで、今日は馬術競技の開催についてです。
秋は馬術競技の大会が盛んなシーズンです!

昨日から兵庫県の三木ホースランドパークで第43回全日本総合馬術大会が開催されています。
本日のクロスカントリーの模様はUSTREAMでも配信されています。
日本馬術連盟配信サイトをご覧ください。)

この大会では2013年のチャンピオンが決定します!明日8日は余力審査の障害飛越競技が行われます。お近くの方は、ぜひ、会場に足を運んでみてください。


この秋の主な競技スケジュールです。
( )内は開催場所です。 

9/6~8 全日本総合馬術大会(三木ホースランドパーク)
9/12~15 全日本障害馬術大会PartⅡ(三木ホースランドパーク)
10/3~7 国民体育大会(東京)馬術競技(あきるの市特設馬術競技場)
11/14~17 全日本障害馬術大会PartⅠ(JRA馬事公苑)
11/22~24 全日本馬場馬術大会PartⅠ(御殿場市馬術スポーツセンター)

詳しくは日本馬術連盟サイトをご覧ください。

馬術競技は、その場でしか味わえない緊迫感、感動があります。
乗馬は初心者、という方でも、きっと何か感じていただけることがあると思います。
それぞれの競技については以前のブログをご覧ください。

それでは、みなさんも Happy!乗馬ライフを!

高橋


おっ!すごい飛越力!けど、飛んでいるのは・・・?これも障害飛越!?

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馬ってどんな動物?【19】・・・馬への接し方

こんにちは、高橋です。
ちょっと涼しくなったと思ったら、また暑さが戻ってきました。残暑ってやつですね。
しかし、お天気ニュースでは秋雨前線という言葉も、これから、どんどん秋に近づいていく雰囲気です。食べ物がおいしい季節になってくるなぁ。

さて、今日は馬への接し方です。(前回は馬への近づき方でした。)
主に、乗る準備をしたり、手入れをしたり、何か治療をしたりするときは、馬を洗い場という場所につなぎます。つくなぐというのは、下の写真のように両側の柱に曳き綱(ロープの先にチェーンがついたもの)がついていて、馬の頭についている無口頭絡(むくちとうらく)のリングのところにつなぎます。
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クレイン茨城のシルクフォトグラフ、お部屋の掃除待ちです。「あちぃーなー」という声が聞こえてきそうです。

洗い場で馬に接するときに、気にすることの一つは馬の動く範囲です。
例えば、今の時期なんかは、ハエなどの虫が馬のお腹あたりに寄ってくることがありますが、馬は尻尾だけでなく、首を動かして、後ろ肢を動かして虫をはらおうとします。馬の動きを観察していると、後ろ脚を動かしたときに届くのはどこまでか、など範囲がわかってきます。


あと、馬は4本の肢で立っていますが、いつも4本の肢に体重をかけているわけではありません。どこか1本の肢を休めているときがあります。そういった場合、馬は体重をかけている肢をいきなり動かすことはありません。逆に、前肢を1本持って維持していたら、馬は動けないということです。(たまに、持っている肢に体重をかけてくる馬もいますが・・・)


また、馬は前には動きやすいですが、横や後ろには動きづらいものです。首も上下には動かしやすいですが、横に曲げるのは限界があります。
下の写真の奥にいるガネーシャは厩舎に戻りたいという気持ちを、上下に頭を振って意思表示しています。たてがみと前髪が浮いているのがわかりますでしょうか。こういう時、馬の前にいたら顔がぶつかりますが、横にいたら大丈夫です。

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手前はクランキー、「何?」とこちらに興味を示しています。


もう一つ、気にすることは馬の気持ちや雰囲気です。
例えば、ブラッシングをするとき、馬にも触られたら嫌なところがあります。お腹の下などは比較的どの馬も嫌がったりしますが、そいういう部分にブラシをかけるとき、また、はじめて接する馬にブラシをかけるとき、馬の顔の様子を見ながらブラシをかけます。

触った時に耳を伏せたら、嫌だということです。そういう時は、他の大丈夫なところと交互にブラシがけをしたりして、嫌なところがずっと続かないようにします。

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クレイン茨城のピカンテ、馬房(ばぼう)をきれいにしてもらい、きもちよさそうに寝てました。

基本的に、馬の動作には理由があります。
からだが大きい馬ですが、馬の雰囲気、動作を少しずつ理解していくことで、きっと、ベストパートナーになってくれるはずです。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。


高橋


そういえば、先日、「風立ちぬ」を見てきました、人は生まれる時代を選ぶことができない、その時を生きるしかないんだな、と感じました。馬もしかりで、人以上に時代も環境も選ぶことができない、丁寧に接していきたいです。
映画にでてきたシベリア、なんだか久しぶりに食べてみたくなりました。